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江田良子 エダログ

2013/06/20

第25回 飯能アルプス・奥武蔵丸山スーパートレイルラン参戦

皆さま、順調に走っていますか?
梅雨入りしたのが信じられないくらいの晴天続きですね~。
急に暑くなったり、湿度があがったりで体調を崩しがちな時期ですので、
ご注意を☆

という私は、人生初の松葉杖生活でして。 右足の先からふくらはぎをすっぽり
覆われているので運転も出来ずに引きこもりです・・・

で、今回は激しかった週末のお話。

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スタート会場は西武秩父線高麗駅前広場。
お勤めの方すみません。山遊びしてきます

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江田選手登場。腕には最強のサポーター
えださちほちゃんからの応援落書き

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いつもお世話になっているきしやんと北丹沢の救世主(第2回参照)と談笑

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最前列で男子優勝候補の倉田選手と記念写真に納まる余裕も

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ウェーブ(時間差)スタートで奥武蔵のスーパートレイルへ出発

5/26に、「第1回 RaidLight 飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルラン」
http://sportsaid-japan.org/saj.files/right.files/youkou/files/13hanno-site.pdf
というレースに出場しました。
距離は37kmですが、制限時間が10時間半!というゆる~く優しいコース・・・ではなく、
それだけ過酷なコースなのです。
あまりに恐ろしく、ハセツネ以外ではやったことがなかったのですが、試走を何度か。さらには
地図を広げて各ポイントの通過予想タイムをメモメモ。

場所が飯能近辺で比較的行きやすく、コース沿いに電車も通っているので、試走は前半と後半に分けて行きました。
私が塾長をやらせて頂いているRUN塾http://www.runjuku.com/でも、スタートの高麗駅~子の権現(もしくは前畑)までの前半へ。

で、みんなの感想といえば、
「きつい!!!!!」

試走でコースを覚えるのではなく、心構えができたって感じでした。

そして当日。
コースの不安はもちろんでしたが、なんとな~く不安。
でも、レース前だしこんなもんかと。

それに、5月はいつになく山を走れていて、先月お話した「やま足」計画は着々と進行中♪
あまり望んではいませんでしたがふくらはぎもやや太くなって・・・

なので、どうにかなるかなあと会場へ行くと、いつもの皆さんがいてイッキに楽しくなってきました!
「ゼッケンつけた?」
「ティッシュ持った?」
「ポール持ってくの~?!」

などなど、ワイワイガヤガヤと話していると、トレラン王国・国王が登場。
「レース中、いつも笑顔だから写真がいつも同じ顔なんだよね~」
なんて言われて笑っていましたが、この後まさか国王の思惑通りにいつもとは違う顔になるとは・・・

スタートは、2秒間隔で一人づつのウェーブスタート。
渋滞を配慮してとのことでしたが、トップバッターで一人でスタートするのはちょいと恥ずかしかった(>_<)

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高麗高級住宅街にトレイルランナーの波が。
このだらだら登りがけっこうキツイ

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ほどなくしてトレイルに突入。
この時点で男子上位陣に混ざり、今回もベストレースの雰囲気充満


約4㎞の住宅街を走ったら、その後はほぼトレイル。 このコースのトレイル率はなんと85%ですって!

元気な男性ランナーたちにガンガン越されながらも、前半は抑えて抑えて。
イマイチ調子が上がりませんが、まだ先は長いんだし慌てず楽しもう♪

余裕を持って走っていたつもりでしたが、1時間半くらい経ったあたりで腹痛が・・・
予想以上に汗をかいて、冷えたのかな?
この先1時間くらいで子の権現のはず。頼むよ~、足の神様。
http://nagurikankou.com/nenogongen.html
そこにはエイドやお手洗いもあるので、どうにかそこまで頑張ろうと。

が、痛みはどんどん増してきて、とうとう歩き出しました。
まさかこんなところで歩くとは。
一緒に試走をしたヒデキも心配そうに越していきます。
その後も、何人もの方が声をかけてくれましたが、答える元気もなく。
あのとき声をかけて下さった心優しい皆さん、無愛想でつまらない返答しかできなくて
ごめんなさい・・・

そう、いつになく無言でひたすらガマン。
フラフラしながらも、とにかく子の権現(14.5km地点AS)に着かなくては。

「もうすぐ子の権現で~す!」
写真家・イケノスケさんの声です!!
いつもはきつくても、この声でカメラを向けられるとついニコニコしちゃうのに、この日はこんな顔。

どうにかたどり着いたものの、エイドによる元気がなくとりあえずお手洗いへ。

出てくると、誘導係をやってくれているきしやんが心配そうに
「大丈夫か? 無理するなよ」
どうやら先に行ったヒデキが、みんなに伝えてくれたようで。
この後、エイドごとにどんどん重症説となって伝わっていたようです・・・

でも、この温かい言葉に甘えたいのをぐっとガマンして、先へ。
全くペースは上がらず、食べることもできませんでしたが先は長い。
自分の予想ゴールタイムは6時間50分。
子の権現通過は、予定より20分早かったものの、まだ4時間以上は残っています。

とにかく省エネで。
とはいえ、どうにも上がらないしコースは伊豆ヶ岳を越えてドンドン険しくなってきます。
上りもツラいけど、下りがまたすごい。
ゆっくり進むこともできず、身を任せてずるずると滑っちゃいました。
たぶん腰の引けまくった初心者サーファーな感じ。

でも、ハイカーの方々や元気なちびっ子たちに「すごい! がんばれ!!」
なんて声をかけてもらうと、そこだけはシャキーンとして「ありがとうございます!」
で、通り過ぎるとよぼよぼと・・・

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ところが中盤の子の権現ですでにこの状態
(photo byイケノスケ)

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伊豆ヶ岳山頂ではカメラに反応なし

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気温はもはや30度近く。
虚空蔵峠ASではコーラ、フルーツポンチ、かりんとう
中高年泣かせの手厚いサービス

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大野峠ASで補給中。丸山を越えればゴールも近い


正丸エイドでは、やはり心配顔のRUN塾・塾生の原松さんがいてくれました。
いつもはRUN塾で私にギャーギャー言われているのに、なんとも優しく
「トマトは食べれる? 水飲める? まだ行けそう?」
なんて言ってくれて。
この時ばかりは、「いつも厳しくてごめんよお~」と心の中で反省。

この優しさのおかげでちょっぴり回復!
女子ではまだトップ。
諦めるにはまだ早い。
ややペースが上がってきました。

今回は試走・通過予想タイムがとても役立ちました。
先が分からなかったら、もっと早く心が折れていたはずです。
準備はちゃんとするものですね~。

しばらく奥武蔵グリーンラインと並行したトレイルを進みます。
アップダウンはあるものの、なんとなく道路が見えていると大した坂には思えない。
大野峠のエイド(27.4kim地点)に着く頃には、だいぶ回復していてミニシュークリームを頂きました。
コーヒー牛乳も飲みたかったけど、さすがにガマン。

ここまでくると、あとは下り基調。
景色もよく気持ちもかなり前向きになっていました。

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奥武蔵スーパートレイルののどかな原風景と豊かな自然

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丸山展望台に上るとレース風景画がこんなカンジで見れます

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山頂からは日本百名山・武甲山が正面に。山肌がちょっと痛々しい


30km過ぎの県民の森を越えると、下りのみ。
試走のようにガッツリ飛ばすことはできなそうでしたが、このまま行けばトップでゴールできそうです。

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県民の森からゴールへ邁進中。このあと悲劇が・・・

そしてついにその時が...

大きな階段を下っていて、右足を着いたとき小石を踏んでしまい、

「ビリッ!!」

今までに聞いたことがない音が、足首から聞こえました。
あまりの痛さに転んでしまい、

「うう~痛いよ~!!」

かなり恥ずかしいのですが、そりゃもう号泣です。
丸くうずくまって号泣する姿は、でっかい幼虫のようだったはず・・・

しばらく泣いて、やっと普通の泣き声になったころに前半からずっと前後していた
ランナーがやってきました。

「大丈夫ですか? 無理しないで。」
ランナーって、ホントに皆さん心優しい方ばかり。

ムリヤリでしたが「大丈夫です、ありがとうございます」
と答えて先に行ってもらいました。

いつまでもここにいてもしょうがないし、とりあえず立ってみると立てる。
足を着くと、真っ直ぐになら着ける。
この先にエイドはないはずだし、どっちにしろ自力でどうにかしなければいけない。
ならば、慎重に足を着いていったらゴールできるだろう。

でっかい幼虫は、土や葉っぱがあちこちに付いたまま、もそもそと動きました。

県民の森~金昌寺へは、元気ならばかなり走れる下りです。
ここでかっ飛ばす余裕を持っていくはずだったのに、今は慎重に歩きます。
後半は小石がコロコロで、ヒヤヒヤでした。

やっと話し声が聞こえたと思ったら、下りの終盤・いのしし避けのネットをスタッフの方が上げてくれました。
おそらくランナーがくるたびに上げてくれてるはず。 ありがとうござます。

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苦しみ抜いた末のゴール。外側からは分かりませんが、
男気の走りだったということが後ほど

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ゴール後はしばらくこんな状態です


やっと金昌寺に出ました。
残りは、平坦なアスファルトを2.5km。

いくらヘロヘロでも、やはりタイムは気になります。
予想タイムは大幅に更新(どうやら設定が甘すぎたようでした)したものの、6時間20分は切りたいなあと欲がでます。
そして後ろからはランナーが。

トレイルで抜かれても、アスファルトでは抜かれたくない!
ひたすら根性のみで走り、武甲温泉の坂を下ります。

かよさんが「おかえり~!!」と迎えてくれました。

カーブを曲がって、ゴール!!!!

結果、6時間17分01秒。
女子 トップ

よかったあ、帰ってこれた。
ゴールした途端、イッキに脱力。

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ここでインフォメですが、今大会のメインスポンサーはRaidLight


前半の腹痛から脱水になり、やっと回復しかけたら捻挫で、最後の下りは足だけでなく相当頭と目を駆使したので、もうクタクタでした。
みんなが声をかけてくれますが、ぐったり座り込んで立てません。

しばし休むと落ち着いたので、RUN塾のみんなが来る前に温泉へ。
このレース、ゴールが武甲温泉なので走り終わったランナーはそのまま温泉へ入れるのです。(しかもランナー割引あり♪)

お風呂でも、応援に来たという方に声をかけて頂いたり、2・3位の方々とお話したりしているうちに、だいぶ回復してきました。
で、上がったらフィジールhttp://www.m-arbor.co.jp/folder14/physeel.htmlまきまきしながらの、乾杯♪♪♪
表彰の時間が気になったものの、ジョッキの誘惑には勝てず。
いや~、おいしかった☆


で、その後。
翌日になっても腫れは引かず、皆さんのアドバイス通り整形外科に行ったところ・・・

「剥離骨折+靭帯損傷=3週間のギプス生活」

となったのでした。
何枚か剥がれた中で、数枚はもう付かないかもとのこと。
でも、骨よりもそれだけ強く引っ張った靭帯のほうが心配らしい。

最初はテープで固めてどうにかなるかと思いましたが、治った後のことを考えると今正しく治しておこうということでギプスに松葉杖。

ということで、次回のエダログは「ギプスからの復活の仕方」について。
転んでもただでは起き上がらない様子を、どうぞお楽しみくださいね☆


腫れた足.JPG
後日、編集部に届いた一枚の写真・・・。皆さんビックリ
されたと思いますが、本人は復帰に向けいたって前向きです


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江田良子(えだ・りょうこ)
秋田県秋田市出身。高校・大学・実業団で中長距離ランナーとして活躍。2005年の名古屋国際女子マラソンで3位(2時間24分54秒/自己ベスト)となり、同年8月、日本代表としてヘルシンキ世界陸上女子マラソンに出場(17位)。現在は市民ランナーとしてラン二ング&トレイルランを楽しむとともに、2013年4月からランニングスクール『RUN塾』を開校。
http://www.runjuku.com/

■サポートマテリアル
シューズ/montrail
ウェア/マウンテンハードウエア
サポートウェア/コンプレスポーツ
パック/ネイサン
サポーター/ニューハレ
ライト/ブラックダイヤモンド
サプリメント/ zen

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コメント(4)

emiko | 2013年6月20日 21:57

江田さんのそのガッツ!!
尊敬します!
よっぽどしんどかったんでしょうね~あのお顔・・・
しっかり治して年末のホノルルご一緒したいです。
お大事になさってくださいね。

ふじたかつみ | 2013年6月20日 23:27

すごすぎ!です。
これまでも秘かに読んでいて「すごい!」人だと思っておりましたが、
今回ばかりは「すごすぎ!」です。
写真も笑顔でなくて・・・
ボクもとうとう黙っていられなくなりました。

ご無沙汰してます。
以前スクールでお世話になっておりました、ふじたです。
昨年7月沖縄に転勤し、単身で楽しい南国暮らしをしております。
私はフルマラソンの域を出ませんが、コーチに教わった通り
ファンランを続けています。
当然大会も制限時間内を有効に使ってゆる~く走ってます。

では早い復活を祈ります。

そうそう、優勝おめでとうございました(^.^)/~~~

えだまめりょうこ | 2013年6月21日 18:15

emikoさん

コメントありがとうございます☆

ホノルル!
もちろんそれまでには回復して、さらにパワーアップしますよ〜‼

えだまめりょうこ | 2013年6月21日 18:18

ふじたさん

お久しぶりです‼
見て下さっていたのですね。ありがとうございます☆

沖縄かぁ〜。
いいな、いいな!
海沿いを走り放題ですね。
そうそう、楽しむことが第一!
いつかまたお会いしたいです♪

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