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EMMA_SON TRIPPING

2016/02/25

第10回 今、グループランがいい!!

こんにちは!EMMAです。いや~、寒くなったり温かくなったりでよくわからない季節ですね。2月3月はこんな感じの気温と天気が続くのでしょう。意外と冷え込みやすいこの時期。フルマラソンシーズンも始まり、寒くても練習しなければならないけれど1人で黙々と走るのはつまらない。そんな練習嫌いの私。仕事のある平日みなさんがどんな風にランニングと付き合っているのか、継続してモチベーションを保つ何か良い方法はないか、今月はそんなことを書きたいと思います。

みなさん平日の練習はどうしていますか? 仕事前? 仕事後? ランニングが本格的な趣味になるにつれて、走ることと仕事とのいわゆる"ワークライフバランス"って難しいですよね。私は今、会社員ではなくフリーランスなので少し特殊かもしれません。自分の裁量で仕事を取捨選択し、スケジュールを設定して、お休みの日さえも自分次第です。しかし逆を言えば、動かなければ動かない分食べていけない=働いて稼がなければ趣味に充てるお金もないわけです。それゆえにどうしても平日はみっちり仕事をして疲れ果てて眠りこけて走れない(走らない)ことに後悔しながらの毎日です。

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仕事の格好をしていると山仲間から気づかれないことも多々

もともと走り始めたきっかけがストレス発散でした。仕事やプライベートで悶々としていた時におもむろに休日や仕事終わりにパジャマのようなスウェットを着て近所を走ったのがすべての始まりです。ワーカホリックぎみだった私は、気付けば仕事ばかりの毎日で、コミュニティさえも仕事関係の人ばかり、趣味もそんなに言うほどのものはない。仕事で心が折れるようなことがあると、もう自分には何も無い、ぼーっと家で過ごすような生活でした。それが、ちょっと走ってみると息が上がってしんどくて頭が真っ白になり(何かを考える余裕もなく)、吹き出す汗と共に色んな毒素が抜けていく感じがしました。

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走り始めた頃に出た5kmのレース。5kmでも精一杯だった

1km足らずのジョギングから始めた『走る』という行為も、いまや100km以上の山を走るトレイルランニングという本格的な趣味になり、レースにも出るようになったことで、練習できない、いや、『練習しない』ことに罪悪感のような気持ちに陥るようになりました。走るのは好きだけど「練習」となるととたんに気がのらない。矛盾しているなぁと思うのですが、ストイックさが「美」とされがちな中で、仕事の発散のためだったランニングがなんだかストレスになってしまっているような気もするのです。速く走れるようになりたいわけでもなくレースのことばかり考えているわけでもないのですが、モヤモヤするんです。

とはいえ、走り出してしまえば必ず「走ってよかった!」「気持ちいい!」となることは間違いない。こんなことを言うと「ただの怠慢でしょ~そんなんだから成長しないんだぞ~」という声があちこちから聞こえてきそうですが(笑)、仕事終わりに重い腰を上げる何か理由に頼ってみるときがあっても良いんじゃないかと思うんです。

そこで注目したのが"参加無料""参加自由"でそれぞれの地域でゆるいランニングコミュニティを形成する「グループラン」。これまで何度か参加したことがあったけれど改めて取材してみました。今回はそのなかから3つのグループランを紹介したいと思います。

■グループランの先駆け『火曜の夜のグループラン by Run boys! Run girls!』
日本国内でのトレイルランニング界隈でのグループランの先駆けとも言えるのが、トレイルランナー御用達のランニングショップ『Run boys! Run girls!』が主催するグループラン。毎週火曜日、オフィスワーカーには嬉しい21;00~という遅めの設定。お店を起点に毎週様々なルートを約10km、約6分/kmのペースで走ります。コースのアテンドとペースメイクはショップスタッフが担ってくれるので安心です。

オーナーの桑原さんが海外のショップに学び、日本でもランナーコミュニティを作りたいと2013年11月から始めて、今年で3年目。ほぼ毎週休みなく続けており、常連さんも多い。次第にコース案内をしてくれる参加者も増え、コースバリエーションも多くて飽きない。参加者層は意外とトレイルの経験が浅い人が多く、息抜きがしたくて、怪我明けのリハビリのため、トライアスロンの合間の練習に、これからトレイルランを始めようかと思っている人などがいるそうです。

私が参加した日は、全部で13人。女性はおひとりだったのですが、平均して10~15人くらいが参加しており、年齢層は30代~40代、男女比は7:3程度なのだとか。

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信号待ちでコミュニケーション。いちばん右が私

コースの魅力はランドマーク的な場所が多いこと! 浅草寺、スカイツリーや上野公園、東京ドーム、靖国神社、木場公園など。地方から出張や旅行がてらに来る人も多く、ランドマークは喜ばれるらしい。

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スカイツリーに始まり・・・

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夜のライトアップされた浅草寺。イケてる集合写真を撮るのがブームだとか

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仲見世通り(歩行者の迷惑にならないよう端っこを走ります)

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折り返し地点の浅草寺でしばし休憩&お参り

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これもランドマークですね!(アサヒビール本社の金団雲?)

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隅田川沿いも夜景がきれい。足元が暗いのでハンドライトなどを持参すると良い

Run boys! Run girls! のグループランは、ランニングギアや大会などに詳しい人も参加していて、スタッフや参加者にそんな相談をしながら走ることができるのも魅力的。試履きのイベントなどギアを試すことができます。参加した方にお話しを聞くと「仕事が終わる時間が遅いので21時スタートが有難い」「参加費がかからないのでフラッと寄れるのが参加しやすさのポイント」「参加するうちに仲間ができた」「2ヶ月ぶりに参加した」などゆるい繋がりでありながら、毎週開催で長く続いているイベントならではの "いつもそこにある"安心感のようなものがあるのかもしれないですね。今後は近くにオープンしたゲストハウスとコラボした外国人向けの観光地グループラン、初心者向けの3kmくらいからの短めグループランなども企画中らしく楽しみです。

名称:火曜の夜のグループラン by Run boys! Run girls!
場所:Run boys! Run girls!(東京都千代田区 東神田1丁目2-11 アガタ竹澤ビル404)
日時:毎週火曜日 21:00(終了22:30頃)
参加費:無料
距離:約10km
速度:6分/km前後
その他:徒歩5分の場所に銭湯あり。お玉湯 http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-55
告知:facebook(https://www.facebook.com/groups/258062117679763


■ちょっと足を延ばして川崎まで『KAWASAKI BICYCLE&RUNNING COMPANY』
川崎駅から徒歩10分のホステル【ON THE MARKS】を拠点に行われる『KAWASAKI BICYCLE&RUNNING CAOMPANY』のグループランは隔週水曜日20:30から。今年1月に始まったばかりの通称"KBRC"はON THE MARKSと近隣のサイクリングショップ、トレイルランナーが主となって川崎の街をもっと楽しくすることを目的に開始。川崎って遠いし、20時半じゃ仕事終わりでなかなか間に合わないような気がするけど人は集まるんだろうか、なんて思っていたけれどなんと私が参加した日は37人!

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大盛況!

隔週水曜日、20時半から、約6分~6分30秒/kmペースで距離は約6~8km。もちろん参加無料。そして走り終えた後のドリンクが1杯無料。有料でクロークやシャワーなどランステ利用やタオルレンタルもできて便利です。(シャワー&クローク利用600円/レンタルバスタオル150円)

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ON THE MARKSに続々と集まるランナー。有料だけど着替える場所も完備なので女性にも有難い

人数が多いので街に配慮して2グループ制に分かれます。男女比は6:4くらい。結構女性も多く、年齢層も幅広い! 川崎駅前を抜けるとまっすぐ伸びる国道を駆け抜けて、たまの歩道橋の階段も良いトレーニングになります。コースはその日によって様々。

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2~3回歩道橋を通ったかな?

6分~6分半ペース、ゆっくりなので初心者も安心。聞くと、ジョギングは始めたばかりで早く走れないという方や、職場が川崎でおもむろに参加したが普段はまったくスポーツをしないのでこのグループランだけが唯一の運動という人も。100km近い距離をランニングや自転車で走るメンバーが主催でありながらも、初心者が中心なのが印象的。だけど、すでに皆勤賞という方もいて、参加ハードルの低さと短め&ゆっくりペースが喜ばれているのかもしれません。

向うは折り返し地点の川崎大師。グループランでランドマークを通るのがブーム? 主催者も自分が走って楽しい、参加者と一緒に楽しめるコースが良いのかもしれません。写真を撮ったりしながら和やかな雰囲気で走ります。

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二手に分かれたもうひとつのグループとここで合流

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集合写真もグループランの定例行事?

集合写真を撮ったらこんどは入れ替わりで、逆のルートへ。この日の参加者は、トライアスリートもいればロードランナーもいる。前述の通り全体的にランナーというよりはジョガーという印象で、の敷居の低さを象徴した出来事が・・・あれっ? ジャケットの人がいる? なんと、ON THE MARKSの宿泊者の方がフロントでチェックインの際にフライヤーを見て急遽そのままの格好で参加したのだとか(笑)。ノリがいい! スピードは約6分30秒/kmくらいだから、飲みに行く前にちょっと軽く運動するのもいいですね。

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中央にシャツとジャケットのお二人が。この日は運動できるタイプの革靴を履いていたのだそう

スタート/ゴールのON THE MARKSに戻るとドリンクが一杯無料。クラフトビールでもよし、ソフトドリンクでもよし。1階のスペースでまったり。美味しい食事も食べることができて、晩御飯もOK!

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ドリンク待ち

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やっぱりビールにしちゃうよね!(ゆっくり飲みましょう・・・)

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開始からまだ2ヶ月ですでに常連さんは仲良し!

川崎ってちょっと遠いと思っていたけれど、JRや京急など交通の便が良くて意外と終電も長かったので、ちょっと足を延ばして行ける範囲でした。また、ホステルが集合場所なので、宿泊もできてたまには友達とランニング合宿なんていうのもアリかも。地方の方なら都内のビジネスホテルはなかなか予約が取れないくらいにいっぱいだけど、東京出張の際には川崎に泊まってグループランに参加するのもおすすめ!安くてオシャレで快適です。まだまだ始まったばかりのグループラン、これからのコラボやイベントごとにも期待です。

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名称:KAWASAKI BICYCLE & RUNNING COMPANY
場所:ON THE MARKS(神奈川県川崎市 川崎区小川町17-1)
日時:隔週水曜日 20:30(終了21:30頃)
参加費:無料&ドリンク1杯無料
距離:6~8km
速度:6分~6分30秒/km
その他:オリジナルTシャツ/3500円
シャワー&クローク利用料/600円(メンバーTシャツ持参の方は100円OFF)
レンタルバスタオル/150円(フェイスタオル/100円)
告知:facebook(https://www.facebook.com/kawasakibicycleandrunningcompany/?fref=ts


■地方でもグループランを発見! お店を取り巻くコミュニティ『HISAYA MINAMI RUNNING CIRCLE』
今回参加できなかったもののInstagramでかっこいい写真がかっこいいロゴとともに毎週あがってくる・・・! なんだこれは! と気になっていた『HISAYA MINAMI RUNNING CIRCLE』(通称HMRC)。友人同士の集まりかと思いきや突撃参加歓迎のグループランらしい。地方でのムーブメント、気になるところです。

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ロゴからしてカッコイイ。(instagramから拝借)

毎週金曜日午前7:00~。始点はスターバックスコーヒー名古屋久屋南店前。
突然ですが私はコーヒーが飲めないくせにスターバックスが大好きで、その理由はブランドのコミュニケーションだったりお店の方のフランクで温かい対応だったりが心地良いから。海外出張に行っても安心感があるスタバに寄ることが多くタンブラーが増えるばかり(笑)。会社勤めの頃は毎日通うお店のスタッフの方が顔を覚えてくれたりして仲良くしていただいたりしたものです。

そんな人はきっとたくさんいるのでしょう。主催のmotonormさんがお店の仲が良いスタッフさんとの「走りたいんです」というちょっとした会話をしたことが事の発端。トレイルランニングをはじめ走り慣れている彼が音頭をとってお店の周りを一緒に走り始め、今では他のお客さんも参加するように。そんなエピソードがなんだかほほえましい! そういうコミュニティ形成大好きです。まさにお店のローカルなファンができていく姿ですよね。

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冬でも生脚!

平均して5~6人。参加メンバーに合わせて6分~7分/kmのゆっくりペースで約5km。お店の周りには大きな公園が3つあり、それぞれ近くには名古屋城があったりプラネタリウムがあったりと飽きないようにコースを変えながら楽しんでいるそうです。最近ではSNSで「参加しても良いですか?」とコメントをくれる人もいるそうで、突撃参加可能らしく、わたしも出張の時にでも飛び込み参加してみようかな!

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楽しそう! というかハイテンション!

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気になる人はInstagramを要チェック!

名称:HISAYA MINAMI RUNNING CIRCLE
場所:スターバックスコーヒー名古屋久屋南店前
日時:毎週曜日 午前7:00~
参加費:無料
距離:約5km
速度:6分~7分/km
告知:instagramで#HISAYAMINAMIRUNNNINGCIRCLEをチェック!

今回紹介した3つ以外にも、地方のショップなどからグループランらしきイベントが生まれつつあるような気がします。ランニングクリニックでもなく、メーカーのイベントでもなく、そのエリアを中心になんとなく集まってくるランナー。誰かが何かを教えるわけでもなく、ペース走やインターバルのようなことをするわけでもなく。みんなで一緒に走ろうよ、というグループラン。Run boys! Run girls! が"海外のランニングショップでは定番の、毎週決まった時間にお店の前に集って文字通りグループで走るプログラムで、参加費も無ければ、逆に何かをレクチャーするわけでもない、とてもシンプルな集まりです。"と語るように、"Group run(グループラン)"はランナーの交流の場のようなもの。定期的に、いつも開催されているからこそ、自分の都合の良いときに参加すれば良いという気楽さが心地よく、初心者の敷居も低いからこそ色んな人が集まるのでしょう。

たとえば「フルマラソンを完走しよう!」というような目標を共にする集いももちろん必要だけれど、各々色んな理由で(もしくは特に理由などなくなんとなく)走りたいって思ったから走りに来てみた、というのが不思議な感覚。予約や料金といった拘束力があった方が継続性は高いかもしれないけれど、予定の読めない仕事をしている私としてはとっても参加しやすく、走る理由はなんでもいい、もっと気楽でいいんだなぁと初心に返ることができました。

5月にロングレースを控えていて、いい加減最終調整?(付け焼刃!?)に入らなきゃいけない時期にきていますが、走らない日々が続いてしまったり、練習やトレーニングに気持ちが疲れてきたりしたら、ふらりとまた参加したいと思います。

最後に寒い夜ランの必需品たちをご紹介。

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・Buff・・・Mountain Martial Arts-MMA×Buff CAMO
・薄手のグローブ・・・AXESQUIN-ヌレテモスベルグローブ
Run boys! Run girls!で今回のグループラン参加前に購入。名前が独特ですが(笑)その名のとおり、耐久撥水の薄手のメッシュ生地は濡れにくく摩擦が少ない。小さな穴で汗蒸れもなく暑くならなくて快適でした。さらりとした肌触り。薄くてコンパクトなのでポケットに入れられるのもGOOD!
・ハンドライト+mont-bell グリップバンド
・BOTTLE BAND(どんなボトルにも付けられて便利)

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