伊豆の山々は海の近くにあるため、山頂に立てば大海原と雄大な富士山がよく見える事で有名です。今回は静岡県伊豆半島西側を縦に伸びる稜線、「伊豆山稜線歩道」の一部を走るトレイルコースを紹介します。
この自然歩道は全長約43キロ、天城峠バス停から修善寺虹の里までつながっていますが、今回は戸田峠から天城道の駅をゴールとする約28キロ。走れるトレイルですが、のんびり静かな笹原広がる尾根と原生林の残る大自然を味わいつつの、トレイルトリップをお勧めします。
戸田峠のバス停から小達磨山を経て達磨山に向かう道は、笹原の開放感溢れる尾根が随所に続く気持ちのよい区間。振り返れば駿河湾越しに富士山と、遠く南アルプスが見えるでしょう。達磨山山頂は360度の大パノラマです。
達磨山からの下りは時折西伊豆スカイラインの道路に出て走ります。車やバイクに気をつけたいところ。
船原峠は東屋が目印。この峠から国道136号線を40分ほど下ると大曲茶屋がありバス停があります。ここから修善寺方面へのバスが出ているので、エスケープルートに使ってもいいでしょう。(17時台まで1時間に2本修善寺行きあり)
船原峠からいくつか峠を越えて魂の山までは展望のない樹林帯のトレイル。魂の山を過ぎればまた、笹原と今度は牧草地の広がる高原の趣へと変化します。
宇久須峠は東屋とベンチもあるのでお昼御飯を食べるのには最適。
スカイラインの道路と交わる仁科峠、ここからしばらく道路を下ると宿泊も可な西天城高原「牧場の家」があり、売店もあります。寄り道してみるのもいいですね。
仁科峠から猫越岳を経て二本杉峠までは深い樹林帯に入り、秘境を思わせる神秘的な区間になります。火口湖やブナの原生林、アセビのトンネル、苔むした倒木を見ながらの下り基調なトレイル。後半の疲れもありますが、足元に気をつけたいところです。
峠を一気に下り大川端キャンプ場に出たらゴールはもうすぐ。滑沢渓谷方面の遊歩道を進めば、道の駅「天城越え」に到着です。
レポート=郷 亜紀子、石井俊夫

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28.3km |
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313m(+1719m/-2332m) |
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前半は駿河湾、富士山の眺望、後半は樹林帯と稜線縦走を楽しもう。
水場がないため、多めに携行する必要がある。
距離が長いので、修善寺駅発7:38発のバスに乗るのがベスト。但し、東京近郊からだと次の9:10発となるため、食事を含め、帰りの最終バス(17:52発)に間に合うようにペース配分したい。
プラス1日使えるならゴールからほど近い、湯ヶ島温泉か、基点の修善寺温泉での一泊がおすすめ。

- 達磨山辺りの稜線は障害物がないカヤトの原のトレイル。晴天日は富士山の眺望が最高!!

- 縦走路から見下ろす戸田港、駿河湾の向こうには南アルプスも観える

- 伽藍山から船原峠へ下るトレイル。太平洋に向かって走れ

- 国立公園だけに道標や案内図の整備はしっかりしている。船原峠にある案内図

- 部分部分樹林帯に入るが、伊豆の森は木漏れ日も多く明るいコース

- 魂の山から仁科峠を目指す。前方の丘陵はコース後半の猫越岳方面。まだ先は長い


- 突然出現した猫越峠火山湖。こんな不思議な風景にも出会えます




