ペンシルバニア州シャロンヒルに本社を置くアメリカ最大のシューケア・カンパニー、ペンギン・ブランズ(Penguin Brands Inc.)は、2004年にNathan―ネイサン(パフォーマンス・ギアブランド) ブランドを獲得しました。当初Nathanはリフレクテター商品を主としたブランドに過ぎませんでしたが、ペンギン・プランズの傘下に加わるとともに大きな変貌を遂げていきます。
ネイサンの目標は耐久アスリートのための最高のギアを開発すること。そのビジョンは“redefining humanly possible”。つまり“人間の能力の限界を実現せよ”というものでした。
開発の中心メンバーとなったのが、現社長であり科学者のジョン・リーチン。彼はトライアスロンの現役選手でもあり、自らのノウハウを商品開発に注ぎ込みました。そして有能なデザイナーとテスターとチームを組みました。
ブライス・ザッチャーはスポーツフラスコで有名なアルティメイトディレクション(UltimateDirection)を創立した人物で、全米トップのクロスカントリースキーヤーでありアドベンチャーレーサー。現在のウォーターボトル・パックの原型はすべて彼によってデザインされました。
ダナ・ミラーは国際的なアドベンチャーレーサーとして北米の耐久アスリートたちからリスペクトされる偉大なレーサーです。彼がネイサンの商品テストを担当しました。
この3名のタッグにより、「人間の精神力を快適にサポート」するネイサンのプロダクツは次々と誕生させていきます。
その後もネイサンはアドベンチャーレース、トライアスロン、トレイルラン二ングなど耐久スポーツのトップアスリートをアドバイザー、そしてテスターとして迎え、一方で、このビジョンを推進するため ”Human Propulsion Laboratories(人間推進研究所)”を開設。ラボ(研究所)では、アスリートの目標を達成させるための商品開発テストが現在も繰り返されました。そのミッションは、常に困難の克服への挑戦でした。なぜなら開発のヒントは、常に極限状況下でひらめくものと考えているからです。
彼らのフィードバックから、ネイサンの4つの指針(①バウンス・フリー機能の搭載、②液体への直感的なアクセス、③必需品携帯用のデザインや工夫を凝らした収納機能、④迅速な給水の確保)を基盤とするハイドレーション商品の開発を可能にしました。そして、苛酷な条件下においてアスリートがベスト・パフォーマンスを発揮するためのプロダクツを次々と誕生させたのです。
その代表的な商品が数々のハイドレーション商品であり、トレイルラン二ングやMTB専用として開発された高機能バックパックやボトルホルダーの商品群なのです。
以来、ネイサンの綿密な商品開発は、多くの革新的なデザインや全く新しい商品カテゴリーさえをも誕生させてきました。今ではハイドレーション、リフレクティヴ、そしてマルチなスポーツアクセサリーにおける技術的リーダーとしての躍進を続けています。
アメリカの女子トレイルランニング界の女王であり、2009年ツール ド モンブランを女子の新記録で女子総合優勝しているクリッシー・モーエル選手も、その優れた機能を認め、ネイサンを愛用するアスリートの一人。日本を代表するトップランナーの後藤豊選手。彼もまたネイサンのベストセラーモデル、RACE VESTS『HPL#020』の愛用者です。
2010/08/25
第5回 ネイサン
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すべての製品は常にトップアスリートが日頃のレースやトレーニングからヒントを得て開発されます。通常のライフスタイルの中で使い勝手の悪い形式や流行性に左右される事のない、妥協の無い開発がNATHANの変わらぬ姿勢です。
ビビッドなラン二ングウエアにはNATHANがマッチします。グレーを基調とするシンプルなカラーリングとパフォーマンスを優先させた機能的デザイン、さまざまなトップアスリートたちのノウハウと苛酷なテストからフィードバックされたプロダクツは、まさに「人間の精神力を快適にサポート」するための完成形といえます。
そもそもネイサンとは?

- ジョン・リーチン/Nathanのチーフアスリートは会社の社長でもあり、科学者です。 Jonはアスリートでもあり、アルカトラズトライアスロンから伝説の脱出を完了した筋金入りの耐久選手でもあります。彼は競技経験の中で人間の能力の限界を実現する機能的製品の開発に情熱を注ぎ込んでいます。 目標を達成するために、耐久スポーツの世界で最もタフで、尊敬されるデザイナーとテスターとコンビを組みました。

- ブライス・ザッチャー/彼は日本でも有名なUltimateDirection(アルティメイトディレクション)を創立した人で、現在のウォーターボトルパックを発明した人です。チーフデザイナーでもある彼は、全米トップのクロスカントリースキーヤー、そしてアドベンチャーレーサーでもありスピードクライミング狂でもあります。彼の運動生理学と生体力学のバックグランドは特許を取得した多くの製品にフィードバックされています。

- ダナ・ミラー/Nathan製品のテスターDana Millerは有名な国際的アドベンチャーレーサーであり、過去には、wasatch100レース(160km山岳レース)では5回も優勝しています。今でもハンマーの様に30年近く鍛えています。そんなタフで経験豊富なテスターの目で、素早くNathan製品のデザイン機能の改良点を発見して、アスリート自身が持つ能力を超えるための試みを手助けしています。
ご担当の室田さんに伺いました。
ネイサンとはどのようなブランドなのでしょう―
ネイサンは、スタートがトライアスリートであるジョン・リーチン(現社長)やアルティメットディレクションを創設した(1983年)デザイナーのブライス・ザッチャーら現役のアスリートということもあり、トレイルランはもちろんですが、アドベンチャーレース、トライアスロン、ラン二ング、クロスカントリー、自転車競技などあらゆる耐久レースを想定したハイパフォーマンスなハイドレーションギアとアスリートのための各種アイテムを揃えたブランドです。まだ若いブランド(2004年より本格展開)ですが、母国アメリカ、日本、ヨーロッパでプロモーションを続けてきたことで、ここ1~2年で急速に世界のアスリートから支持を受けています。特に吸水システムにはこだわっていまして、独自に開発したボトル、フラスコ、ハイドレーションパックの機能性、実用性に関しては絶対の自信を持っています。
コーポレートカラーはグレーとオレンジ。男女同一のカラーです。商品の機能に自信があるのでカラーはむしろシンプルなものがいい、これがネイサンのポリシーです。
2010モデルに『X-Facterハーネス』が採用されましたが、その特長は―
まず、一般にザックとかバックパックと呼ばれているパックですが、ネイサンでは背負うというより着るものと考えていていますので、むしろベストという発想で商品開発が行われています。そのコンセプトをベースに誕生したのが『X-TREME』と『X-CEED』という2つのNewモデルなのですが、胸の全部でクロスする新システムの『X-Facterハーネス』によって、ベストからジャケットを羽織るような感覚を体験してもらえると思います。ラン二ングは縦の運動が主体ですが、X-Facterハーネスによって肩への負担が軽減されています。ジャストフィットしたパックはバランスを崩した際でも揺れないのでストレス感がありません。トレイルランを始め、バイクツーリング、ツアーランなど、さまざまなアウトドアシーンで快適な装着感をぜひ試してみてください。
ボトルやフラスコを中心とした商品群も充実していますね―
はい。ボトルやフラスコはネイサンのウリです。ハイドレーションボトルはサイクルボトルゲージに対応する22oz(650ml)を採用しています。私どものボトルやフラスコはソフトで押しやすいということはもちろんのこと、アスリートにストレスのない補給をしてもらうために、細かい工夫を施しています。吸い口は口当たりのソフトなシリコンキャップを採用しています。ボトルはノズルを中心部からずらすことで、逆さまにせずとも最後の一滴まで補給できます。またキャップにクイッククリップ(特許出願中)を装着したモデルは、クリップに指を引っかけるだけでホルスターからすぐに取り出せます。
一方フラスコは用途に応じて10、8、5ozの3サイズがありますが、8ozのフラスコに採用したRACE CAPは飲み口のバルブ(弁)が圧力によって自動開閉する機能を備え、ワンプッシュでジェルの補給が可能です。
これらのハイドレーションボトルやフラスコをセットにしたのが、ウエストベルトやハンドホルダーの商品群です。レースなどを想定した小物入れやジャケットなどを固定できるドローコードを備えた『X-TRAINER MUTATION』はトレイルランナーにぜひお勧めしたいモデルのひとつです。またスピードレースやバックパックとの併用を想定したフラスコ専用のSPEEDシリーズなどバリエーション豊富な商品がラインナップしています。
いずれも多くのアスリートが実際にレースで使用して、テストを繰り返して改良されてきました。走行中に立ち止まって補給することのないようにボトルの装着位置はもちろん取り出しやすい角度など、すべてがバイオメカニックの視点で設計されています。モニタリングをもとに開発したジャパンラインも8月末から発表する予定です。
日本のトレイルランレースはショートレースも多くエイドがしっかり設置されているので、ウェストベルトタイプのハイドレーションシステムのニーズはランナーを中心に高まっていますね。レースだけでなく日頃のトレーニングでもぜひ愛用していただければ幸いです。
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- 担当者/室田 剛さん
- BROOKS,NATHANのブランド、セールスマネジャー。 「弊社は、トレイルランニング、ロードランニングの走りに関する専門会社ですので走りの事は任せて下さい!社員の合言葉は“RUN HARRY”です。ロード、トレイルを楽しく走る事が大好きです。今年は初海外マラソン(RnRマラソンシアトル)にチャレンジしました。海外マラソンの”ヒュー、ヒュー“は凄かったです」

- 新開発の『X-Facterハーネス』は、ショルダーハーネスが胸から脇腹にX状にクロスすることで、肩への負担軽減と、トレイルでのフィット性能を向上させた

- 3Lのハイドレーションパックまで収納可能なコンパートメント。ジッパーの開閉で素早い装着・脱が可能。これはレースで大きな力になる。モデル『X-TREME』

- ホルスター下部にドローコートでジャケットやグローブなどを装着できる。これならバックパックはいらない。モデル『X TRAINER MUTATION』
いま、プッシュするプロダクツを3つ選んでいただきました。

クイックドロー・エリート
QUICKDRAW ELITE
待望のQuickDrawのエリートシリーズの登場です。ウルトラランナーに対応するために従来のQuickDrawからさらに、手に長時間馴染むストラップによって、手に持ったボトルが一体化します。走行時に握った手の位置を変える必要がなく、長時間ストレスなく走行可能です。
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■手に握ったボトルの細かな調節が可能なストラップ装備
■汗などで滑る要素を出来る限り抑えたメッシュ素材ストラップ構造
■22oz クリップレス・ハイドレーション・ボトル装備
■ジッパー付き小物収納キークリップ付きポケット装備
■価格:3,360円(税込)

Xトレイナー・ミューテーション
X TRAINER MUTATION
2010年モデルはバックルの強度をアップしています。ボトルを横置きにすることで左右どちらからでも素早く取り出し収納が可能。さらに横置きによって腰の揺れにも影響されません。クイッククリップのついたボトルは走行中ワンタッチで取り出し可能です。
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■dual xts cradles採用
■両サイドからの取り出し、収納が可能
■650ml ハイドレーション・ボトル付き
■サイドにはメッシュポケット付き
■ドローコードにより、グローブやウエアを収納可
■5oz フラスク付き
■伸縮性ウエストバンド
■夜間に視認性の高い3M Scotchilite リフレクター採用
■66cm~106cmのウエストサイズに対応
■価格:6,090円(税込)

Xトリーム
X-TREME
選手はトレイルでは予想外の事も考えなければなりません。X-TREMEは新システム『X-Facter ハーネス』によって、トレイルランでの複雑な動きの中でも最大限にアスリートの運動能力を生かして無駄な動きをセーブします。アスリートに快適な走りを実現させる最新のバックパックです。
[主な機能と装備]
●X-Facter ハーネスにより体形の異なるあらゆるアスリートにも完全にフィットします。
●3Lのハイドレーションパックを装備できる専用のコンパートメントを装備。取り出し収納は背面のため補給も素早くできます。
●大容量のメインコンパートメントはファスナー付きで、別途に貴重品などを収納するファスナー付き小ポケットを確保しています。
●クロスベルトの中央には前から取り出し可能なファスナー付きポケット装備
●メッシュ素材のパネルは体にフィットし、汗を素早く放出します。
●伸縮性ベルトは軽量で丈夫なNATHANチタニウムベルトを採用しています。
●全方向から視認性の高いリフレクターを装備。
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■容量:16L(メインコンパートメント部分)
■重量:570g
■価格:13,650円(税込)
商品に関する詳しい情報:RUNXホームページ







