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第8回 サロモン

サロモン

世界中で知られるスポーツブランド「サロモン」が誕生したのは、フランス・アルプスに囲まれた自然豊かな土地。山はスポーツを楽しむフィールドと考え、自らを"The Mountain Sports Company"と称し、スキーやスノーボードのほか、トレッキングやトレイルランニング向けのプロダクツを数多く生み出しています。
サロモンが多くのユーザーの心をとらえるのは、さまざまなアイデアを盛り込んだギアの斬新さ。もちろん、話題性だけでなく、デザインや機能性などすべてのクオリティが高いことも人気を集める理由でしょう。
そこで今回は、スポーツシーンのリードし続ける、サロモンの魅力に迫ってみたいと思います。

そもそもサロモンとは?

サロモンが生まれたのは、フランスのサヴォア地方にあるアネシー市。モンブラン山群をはじめとするフランス・アルプスが背後に控え、近くにはシャモニー、ティーニューなどヨーロッパ有数のリゾートがあります。この町に暮らしていたノコギリ工場の職人のフランソワ・サロモン、妻のジャンヌ、息子のジョルジュの3人家族が、小さな町工場を構えたことからサロモンの歴史は始まりました。
1945年、第二次世界大戦が終わった後、息子のジョルジュは県庁の職員として働き始めたものの、技術者になる夢を捨てきれず働きながらアネシー工業技術学校の夜間部に通学していました。父・フランソワは息子が学校を卒業したらノコギリ工場の下請けとして一緒に独立しようと提案し、47年に旧市街地の一角に作業場を構えることになったのです。
終戦後、世の中は平和な生活を取り戻し、スキーなどのレジャーが復活しました。サロモンの工場にも、ノコギリと素材が同じスキーエッジの製作が依頼されるようになりました。この時代、スイスのサンモリッツで冬季オリンピックが復活するなどスキー人気は高まる一方で、工場は休日返上で稼働するほど賑わいました。しかし、スキーによるケガも増え、サロモンは52年に開放機能のあるビンディングを発売し、スキー業界に革命を起こします。
74年からスキーブーツの開発を手がけ、運動時の足の筋肉や関節の動きを解剖学・運動学から分析し、既成概念を打ち破る新しい製品を生み出すことに成功しました。これが、後にスキー業界で一躍有名となるアエントリー方式のブーツ。甲高や偏平足など、さまざまな足に対処する、サロモン独自のサイズ測定法を考案したのもこの時代です。
80年になると、世界のマーケットに向けた新ブーツの開発に着手し、ただでさえ個人差のある足型に地域による差異まで考慮して、より多くのユーザーに受け入れられるブーツを開発しようと心血を注ぎました。これらのデータの蓄積が、スキーブーツのみならず、アウトドアシューズ、トレイルランシューズへと反映されていきます。
90年代からアドベンチャースポーツなど、山で走れる軽くて動きやすいシューズを手がけるようになりましたが、サロモンがアウトドアシューズの開発に乗り出したのは20年以上も前のこと。足にあるブーツやシューズ作りのノウハウが、今日のトレイルランギアに集約されているのです。
また、創設者のフランソワ・サロモンはよい製品を作ることにこだわる職人気質の人物で、品質重視の思想は現在もサロモンの経営理念になっています。一方、息子・ジョルジュは次々と革新的なアイデアを考え、多くの特許を取得した根っからの技術者。サロモンのギアが革新的でありながらクオリティの高いのは、彼らの精神が受け継がれている証でしょう。

創設者のフランソワ・サロモンは取締役でありながらも作業着姿で工場に立ち、社員からの人望も厚かった。彼の後は息子のジョルジュが会社を引き継いだ
創設者のフランソワ・サロモンは取締役でありながらも作業着姿で工場に立ち、社員からの人望も厚かった。彼の後は息子のジョルジュが会社を引き継いだ
サロモン一家が最初に構えたアネシー旧市街地にあった工場
サロモン一家が最初に構えたアネシー旧市街地にあった工場
1979年に誕生した革新的なリアエントリースキーブーツ。サロモンはこのときから履き心地と機能性を重視していた
1979年に誕生した革新的なリアエントリースキーブーツ。サロモンはこのときから履き心地と機能性を重視していた

ご担当の青木さんに伺いました。

サロモンブランドの特徴とは何でしょう――

日本では、ウィンタースポーツブランドのイメージが強いサロモンですが、ヨーロッパではアウトドアスポーツブランドとして幅広く認知されています。近年はトレイルランギアの開発にも力を入れており、トレイルランの分野ではサロモンは世界シェアナンバーワンを誇ります。
サロモンがほかのアウトドアブランドと異なるのは、競技性の高いマウンテンスポーツにフォーカスを当てていることでしょう。例えば、トレッキングのなかでも、スピードトレッキングやエンデュランススポーツといった、ライト&ファストを重視したギアに力を入れています。
トレイルランというスポーツが注目されるようになってから、まだ4~5年ほどしか経っていませんが、サロモンは20年以上も前からエンデュランス(耐久)スポーツ向けのギアをリリースしているんですよ。20年以上かけて培ったノウハウが進化し、現在のトレイルランギアに盛り込まれているのです。スキーブーツ開発時代まで遡ると、サロモンが蓄積したデータは膨大なものになります。

シューズ以外のアイテムも数多く手がけていますね――

サロモンでは、シャツやパンツ、高機能アンダーやバックパック、キャップやソックスなど、多岐に渡るアイテムをリリースしています。そのすべてが、きちんとトレイルランに特化したアイテムとして開発されています。レースやトレーニングのビフォー&アフターで使ってほしい、コンディショニングシューズ「Reelax」もそのひとつ。私たちは、トレイルランナーをトータルでサポートしたいと考えているのです。
品質を重視するサロモンでは、徹底的にこだわって商品開発に取り組むため、新商品のアイデアが生まれてから完成するまで2~3年ほどの歳月がかかります。本社の開発室は「LAB(ラボ)」と呼ばれ、走行時にかかる足裏の重心などさまざまなデータを取り、ラボ内で試作品を作ります。ラボ内のテスティングを経た後、トップ選手にフィールドで使用してもらい、彼らのアドバイスをもとに改良し、また試作品を作るという作業を繰り返します。そして問題をクリアした自信作のみ、市場に送り出すのです。

サポートしている選手について教えてください――

サロモンでは日本をはじめ、アメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、イタリア、ロシアなど、ワールドワイドでトレイルランナーをサポートしています。チームサロモンのなかでも、世界各国のトップ選手を集めたのが「インターナショナルアスリート」たち。彼らは、世界各地のレースに参戦し、ブランドのアピール活動を行っています。
現在、世界五大陸のビッグレースに参戦中で、2011年5月にオーストラリアで開催された『The North Face 100』では、キリアン・ジョネット選手がコースレコードで優勝しました。男子は1位から3位までチームサロモンが独占し、女子も2位と3位と輝かしい記録を残してくれました。
インターナショナルアスリートたちは、アドバンスウィークと呼ばれる期間に集結し、新商品のテスティングをします。世界トップクラスの選手から得たアドバイスは商品開発に反映され、今後もさまざまなニューモデルが誕生することになるでしょう。

今年から始めた「パークランニング」とはどういうものですか――

日本でのトレイルランの認知度はまだ低く、ランニング愛好者が1000万人もいるのに対し、トレイルランナーはその100分の1ほどしかいないでしょう。しかし、考え方によってはランニングに興味のある方が、今後、トレイルランを始める可能性があるわけです。そこで、サロモンではトレイルランニングに興味がある方にむけて、「パークランニング」という新しいランニングスタイルを提案しています。
山に走りに行く前のステップとして、近くの公園などにあるトレイルを走ってみようという取り組みで、今年の春から始動しました。秋までに、東京・名古屋・大阪・福岡の4都市で計9回開催する予定で、専用サイトでイベントスケジュールなどを告知しています(http://www.parkrunningrally.jp/)。
遠出せず、気軽に参加できるため、トレイルランに興味があっても実際に体験したことがない方にもぴったりの内容です。イベントではサロモンシューズの試し履きもできるので、ビギナーから経験者までたくさんの方に参加してもらいたいと思っています。
また、今後はレースだけでなく、楽しみながら山を体験できる「HIKE&RUN(ハイク&ラン)」など、新しい提案もどんどん発信してきます。そして、より多くの方にトレイルランの楽しさを知ってもらえれば幸いです。

青木亮輔さん

青木亮輔さん
アメアスポーツジャパンのサロモン事業部ソフトグッス推進ディレクター。学生時代はスキー、社会人になってからランニングや自転車に親しみ、トライアスロンにも参加する。ハセツネ30Kなどの山岳耐久レースにも出場するアウトドアスポーツマン。
フランス本社にある開発室の「LAB(ラボ)」には、試作品をまるごとその場で作れる設備が整っている
フランス本社にある開発室の「LAB(ラボ)」には、試作品をまるごとその場で作れる設備が整っている
「ラボ」には試作品をテストする設備が多数あり、ここでさまざまなデータを収集する
「ラボ」には試作品をテストする設備が多数あり、ここでさまざまなデータを収集する
インターナショナルアスリートのなかでも世界最強といわれるのがスペイン出身のキリアン・ジョネット。08年・09年ウルトラトレイル・デュ・モンブラン2連覇、10年スカイランニング世界選手権優勝など、世界のビッグレースを制覇
インターナショナルアスリートのなかでも世界最強といわれるのがスペイン出身のキリアン・ジョネット。08年・09年ウルトラトレイル・デュ・モンブラン2連覇、10年スカイランニング世界選手権優勝など、世界のビッグレースを制覇

いま、プッシュするプロダクツを3つ選んでいただきました。

SELECT1

XR クロスマックス ニュートラル
XR CROSSMAX NEUTRAL

ロードからトレイルまで走れるオールラウンドなトレイルランニングシューズ。着地から蹴り出しまでの動きをサポートし、優れた瞬発性を発揮するサロモン独自のテクノロジー「OS TENDON」を搭載。アッパーのフィッティングはロードランニングシューズに近く、甲部分に圧着したハニカム構造の特殊パーツ「Sensi FLEX」によってホールド性とコンフォート性がバランスよく両立する。世界中で愛読されるランニング専門誌『ランナーズワールド』で2011年のベストデビュー賞に選ばれた。

XR クロスマックス ニュートラル

■サイズ:メンズ/25.0~29.0cm、ウィメンズ/22.0cm~25.0cm
■ウエイト:メンズ/320g(27.0cm)、ウィメンズ/280g(24.0cm)
■カラー:メンズ/ライトレッド×ブラック×ケイン(写真)ほか全4色、ウィメンズは全3色
■価格:13,545円

SELECT2

RXエスラボ
RX S-LAB

かかとを踏んでも履けるモック(つっかけ)タイプのコンディショニングシューズ。オープンメッシュタイプで非常に通気がよく、走った後に履き替えると足がとても開放的に。ソールのクッション性が高く、軽量仕様で履き心地も抜群。

RXエスラボ

■サイズ:25.0~29.0cm
■ウエイト:210g(27.0cm)
■カラー:オートバーン×トマトレッド×ブラックのみ
■価格:8,925円
※同仕様でデザイン違いのモデル「RX MOC(RXモック)」もあります。

SELECT3

エクゾⅣ 3/4タイツメンズ
EXO Ⅳ 3/4 TIGHT M

姿勢の乱れや筋肉のブレを抑えてボディパフォーマンスを向上させる、サロモン独自のEXOテクノロジーを搭載した高性能タイツ。伸縮素材にハニカム構造の特殊パーツを圧着することで、しっかりとした締め付け感を持ちながら、多方向に均一に伸び、個々の体型や激しい動きにも追従。フラットシームで縫い目のごろつきがなく、皮膚を重ね着したようなぴったりとした着用感。ロゴはリフレクタータイプ。

エクゾⅣ 3/4タイツメンズ

■サイズ:S、M、L
■股下:39cm(Lサイズ)
■ウエイト210g
■カラー:ブラック×シルバー(写真)、ブラック×ブラック
■12,600円
※ウィメンズモデルもあります。

商品に関する詳しい情報:アメアスポーツジャパン サロモン事業部

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