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第10回 モントレイル

モントレイル

トレイルランナーたちの一番の相棒といえば、やっぱりシューズ。過酷なトレイルを走るランナーたちの足元をサポートする、頼もしいパートナーといえるでしょう。多くのトレイルランナーたちと共に長年走り続けてきたシューズブランドがモントレイル。日本のトレイルランのムーブメントを広めた、先駆者的なブランドです。
現在の日本のトレランシーンを牽引する石川弘樹選手がまだ無名だったころから愛用しているシューズもモントレイル。彼はまだ世の中で「トレイルラン」という言葉が生まれていないころからモントレイルと一緒に走り続けてきました。彼の歴史はモントレイルと共にあり、つまりは日本のトレイルランの歴史ともリンクしています。

そもそもモントレイルとは?

モントレイルの歴史は、1988年、その前身となる「ワンスポーツ」というブランドが誕生することから始まります。アメリカのシアトルでは、ハイカーたちが当時主流だった重くて硬いブーツを、より快適で履き心地のよいハイキングシューズにしようと思案していました。あるとき、モントレイル創設者であるジョージ・ブラウンはトレッキング中に、山を走っているランナーに出会いました。ロードラン用のシューズで走るランナーの姿を見た彼は、山で走るためのシューズを作ろうと思い立ちます。
当時のアウトドアシューズは革製が主流。ワンスポーツの初期のシューズも革製でしたが、アウトソールとミッドソールの間にプレートを挟み込んで剛性をもたせるなど、同時のシューズとしてはかなり手の込んだ作りになっていました。プレートに切れ目を入れて軽さとフレックスを出すなど、さまざまな工夫を重ね、シューズは少しずつ進化をとげていきます。
90年代前半はまだアメリカにもトレイルランシューズは存在しておらず、ワンスポーツのシューズは少しずつ知名度を広げ、96年、ついにトレイルランシューズの原型である「ヴィテッセ」をリリース。軽量でありながらトレイルで必要なプロテクションと走りやすさを備えたこのモデルが、後のモントレイルに引き継がれていくのです。

ブランド設立当初は、トレイルランだけでなく、各種クライミングシューズも手がけていた。トレッキングシューズが革製なのに時代を感じる
ブランド設立当初は、トレイルランだけでなく、各種クライミングシューズも手がけていた。トレッキングシューズが革製なのに時代を感じる
モントレイルの初期のカタログには、米国のトップトレイルランナー、カール・メルツァー、ハル・コナーなどそうそうたるメンバーが載っている
モントレイルの初期のカタログには、米国のトップトレイルランナー、カール・メルツァー、ハル・コナーなどそうそうたるメンバーが載っている

ご担当の新木さんに伺いました。

モントレイルが誕生し、広まるまでの過程は?――

ワンスポーツからモントレイルという社名に変更したのは、ヴィテッセ」を発売した翌年の97年。その後、80万人以上の男女の足型を最新デジタルスキャン技術で解析し、そのデータをもとに独自のラストを開発しました。これが今日のモントレイルのシューズ作りの礎になっている「インテグラフィット」テクノロジーのはじまりです。アーチをサポートしつつヒールをきちんとホールドし、軽くて走りやすい快適なシューズは瞬く間にアメリカで評判になりました。
設立当初のモントレイルは、アイスやロックのクライミングシューズも手がけていたんですよ。でも主力はトレイルラン、アドベンチャーレースに対応したハイパフォーマンスシューズ。クオリティの高いシューズは多くのトレイルランナーに支持され、現在のようなブランドへと成長していきました。
今ではトレイルランチームを抱えるブランドは珍しくありませんが、その昔はモントレイルぐらいしかチームがありませんでした。自分は2000年にハセツネCUPに初めて出場したのですが、当時、モントレイルを履いているのは自分たちのほかに、数名いる程度。商品を置いてくれる店もアウトドアショップがほとんどで、スポーツショップで取り扱ってもらえるようになるまで年数かかりました。

「これぞモントレイル」というブランドならではのこだわりはありますか?――

モントレイルは、選手に対して速さだけを求めのではなく、一人ひとりのキャラクターやハートも大切にするブランドです。モントレイルのシューズが好きだから履いてもらい、楽しんでもらう。選手たちにそう感じてもらえる自信もあります。そして、選手はブランドそのものだと考えています。だから、モントレイルには独特の雰囲気というか、ブランドが醸し出す味わいがあるのだと思います。
石川弘樹選手もブランドと共に歩んできてくれた選手の一人で、モントレイルのシューズを気に入り、2001年から履き続けてくれています。日本でモントレイルの知名度が高まったのは、彼の活躍もおおいに関係しています。石川選手が2002年、2003年のハセツネCUPで総合優勝したとき履いていたモデルは「レオナディバイド」。その後ベストセラーになった「コンチネンタルディバイド」の前身モデルです。モントレイルはハイパフォーマンスのシューズを提供し、彼は素晴らしい結果を残してくれました。彼とモントレイルは非常にいい関係にあり、今でもそれは変わっていません。

モントレイルのシューズの特徴は?――

シューズ売り場やレース会場のブースなどでよく聞かれるのが、どのモデルが初心者向け、上級者向けなのかという質問。でも、モントレイルのシューズはどなたのニーズにも合うようになっています。エントリーモデル、上位機種といった分け方ではなく、軽さ、タフさなどシューズによってタイプが違い、距離や路面状況を踏まえて、ランナーの好みでチョイスしてもらうというスタイルです。
以前はプロテクション性を重視していましたが、最近は軽さとプロテクション性のバランスを考えるようになりました。「ログレーサー」は軽いシューズですが、「ログフライ」はそこからプロテクション機能を取り除いてさらに軽量化を図ったモデルです。シンプルで軽やかに走れ、不安定なトレイルでなければ十分走れます。軽さは武器になるので、このシューズはかなりおすすめ。「ログフライ」はアメリカのアウトドア専門誌『オウトサイドマガジン』のトレイルランニング部門で「2012ギア・オブ・ザ・イアー」アワードを受賞しています。
そして、日本人が好きそうなモデルは「バハダ」。軽さ、フィット感、走行性などすべての機能がバランスよく備わっており、トレイルだけでなくロードも走りやすいシューズに仕上がっています。また、リラックスシューズの「リシアループ」も一押しのモデル。履いているうちに成型されるカスタムフィットタイプで、アーチサポート効果もあるのでリカバリーシューズとしても使えます。
隠れファンが多いのが、モントレイルのインソール。アーチサポート効果があるので疲れにくく、ソフトで反発があり、クッション性は抜群。オーブンを使用しなくても履いているうちに足になじむので便利ですよ。価格もリーズナブルなのでぜひお試しを。

トレイルラン専門ブランドとして、今後目指すものは?――

大きなことをいうと、まずトレイルランというスポーツを世の中に広めていくこと。それが、モントレイルの役目だと考えています。レースの協賛はもとより、各地で講習会を開くなど、啓蒙活動にも力を入れています。最近は、女性だけのセミナーを開催するなど、トレイルランをより身近に感じてもらえる企画も考えています。
私たちは、早くなるための講座は開催していません。もちろん、レースでタイムを競うことは悪いことではありませんよ。でも、レースだけに焦点を当てていると、トレイルランの本質を見失ってしまうと思うのです。トレイルランの魅力は自然の中を走ること。ランナーが楽しみながら走れるのが、トレイルランの醍醐味であり、このスポーツが素晴らしいと思える理由なはずです。モントレイルチームの選手は、この気持ちを忘れにずに持ち続けているアスリートばかりなんです。

担当者/新木知範さん

担当者/新木知範さん
コロンビアスポーツウェアジャパン・新規事業開発本部フットウェア部門にてモントレイルを担当。1997年のブランド誕生からモントレイルを見つめてきた人物だ。学生時代よりランニングに親しみ、ホノルルマラソンを始め、2000年以降、毎年ハセツネCUPに参戦。10回完走者に贈られるアドベンチャーグリーンを獲得。今も仕事の合間に年間5~6レースに出場している。最近は自宅近辺の丘陵地帯や公園を繋いで走る「地元トレイル」を開拓するのが趣味。
2004年のカタログを飾るベストセラーモデル「コンチネンタルディバイド」と「レオナディバイド」。石川弘樹選手のハセツネCUP2連覇も紹介されている
2004年のカタログを飾るベストセラーモデル「コンチネンタルディバイド」と「レオナディバイド」。石川弘樹選手のハセツネCUP2連覇も紹介されている
女性ビギナーにトレイルランの魅力を伝えるチームモントレイルのサポートイベント『run like girl』
女性ビギナーにトレイルランの魅力を伝えるチームモントレイルのサポートイベント『run like girl』
「リシアループ」には、リラックスだけでなくリカバリー効果もあるのが特徴。サンダルといえどモントレイルらしいモデルだ。インソールはモントレイルシューズにジャストフィット
「リシアループ」には、リラックスだけでなくリカバリー効果もあるのが特徴。サンダルといえどモントレイルらしいモデルだ。インソールはモントレイルシューズにジャストフィット

いま、プッシュするプロダクツを3つ選んでいただきました。

SELECT1

マウンテンマゾヒストⅡ
MOUNTAIN MASOCHIST Ⅱ

プロテクションを重視したモントレイルのフラッグシップモデル。ミッドソールにアーチサポート機能があり、足に負荷がかかった時や疲労時に土踏まずが下がってくるのを補助。サイドストラップが足を包み込むようにホールドし、快適な着用感を提供してくれる。アウトソールの斜めの溝が路面の土をしっかり噛み、乾いた路面でかなり有効。カカトはクッション性が高く着地の衝撃を緩和する。明るいレッドが目を引く2013年ニューカラーは、発売前から注目を集めているマストバイアイテム。

マウンテンマゾヒストⅡ

■サイズ:メンズ/25.0~29.0、30.0cm、ウィメンズ/22.5cm~26.0cm
■ウエイト:メンズ/306g、ウィメンズ/261g
■カラー:メンズ/スパイシー×ブライトイエロー(写真、※2013年発売予定)、チタニウム×ソラライイズ ウィメンズ/ステインレス×コレンジ、スパイシー×ブライトイエロー(2013年発売予定)
■価格:14,490円(税込)

SELECT2

バハダ
BAJADA

軽さとプロテクト性のバランスがとれた、ベルトセラーモデル。インステップ(甲部分)が低めに設定されており、ホールド感をより高めるサイドパネルを採用。ソールがフラットで足裏全体で接地するためスリップしにくいのが特徴。テトラポットタイプのソールパターンはどの角度から入ってもグリップし、荒れたトレイルでも安定した走りをサポート。ニュートラルなクッション性でロードでも走りやすく、もちろん100マイルのトレイルランにも対応。オールラウンドに活躍する人気モデル。

バハダ

■サイズ:メンズ/25.0~29.0、30.0cm、ウィメンズ/22.5cm~26.0cm
■ウエイト:メンズ/291g、ウィメンズ/241g
■カラー:メンズ/トーニーポート×ブラック(写真)、ステンレス×バレンシア、 ウィメンズ/ポピーレッド×モーレイ、ステンレス×ブルーストリーク
■価格:14,175円(税込)

SELECT3

ログフライ
ROGUE FLY

アメリカのアウトドア専門誌『アウトサイドマガジン』で全315アイテムの中からトレイルランニング部門の「2012ギア・オブ・ザ・イアー」に輝いた一押しモデル。ラインナップのなかでも最軽量で、アッパーにメッシュ素材を使い、サポート性とクッション性を最小におさえて重量215gという軽さを実現。衝撃吸収性もあり、アウトソールはあらゆる方向に対してトラクションを発揮。軽やかな走りを約束し、日々のトレーニングのほか、ロードもあるような比較的走れるコース設定のレースなどに有効。

ログフライ

■サイズ:メンズ/25.0~29.0、30.0cm、ウィメンズ/22.5cm~26.0cm
■ウエイト:メンズ/215g、ウィメンズ/181g
■カラー:メンズ/アズール×ワム(写真)、チタニウム×ブロンコ、バーンレッド×ラスターレモン ウィメンズ/ワム×ネオンライト、ポピーレッド×モーレイ
■価格:12,075円(税込)

商品に関する詳しい情報:montrailブランドサイト

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