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第11回 ホカ オネオネ

ホカ オネオネ

ニコラス・マーモッドとルドビック・ポメレットという二人のフランス人選手(ニコラスは選手でありHOKAの社長でもある)の名は忘れることができない。この二人は2010年10月に開催された第18回日本山岳耐久レースの主役だ。ニコラスはこの年すでに47歳でありながら、三頭山までリーダーを務め、相馬 剛、奥宮俊祐ら日本のエースを引っ張った。その後6位に後退するも、トップはツインリーダーのルドビックに入れ変わり、初来日にして堂々優勝。ハセツネCUPをフランスに持ち帰った。この二人の足にはそれまで見たことのないプロポーションのシューズが装着されていたのだ。
2013年春、HOKA oneoneが日本のトレイルシーンに再びインパクトを与える。

そもそもホカ オネオネとは?

『HOKA oneone』はフランスの中東部、スイスとの国境近くにあるアネシー(Annecy)という町に本拠を置く、スポーツシューズメーカーです。
アネシーは標高448mのアネシー湖の畔にあり、湖を抱えるように山と町が広がる美しい町です。湖岸から山へ続くトレイルにはトレイルランニングのグループが毎朝見かけられるほど、トレイルランニングが盛んな町。また、『Patagonia Europe』、『Salomon』、『Eider』などのマウンテンスポーツブランドが本拠地を置く、アウトドアスポーツの聖地でもあります。
モンブランを擁するシャモニーなどにも近く、その恵まれた環境からトレイルも非常に多く、走る環境は素晴らしいものがあります。トレイル自体は、整備されたスムースなものから、岩が露出した激しいものまでバラエティに富み、また距離の長短も選べます。

そのアネシーで、ジャン・リュック・ディアード(Jean-Luc-Diard)とニコラス・マーモッド(Nicolas Mermoud)の二人によって『HOKA oneone』は2009年に設立されました。
彼らは、走ることが好きでしたが、楽しいはずの下りを苦痛に感じたり、楽しく感じない事もあり、それを楽しいものに変えたい!という思いからシューズの開発に着手しました。ジャンをはじめ、他シューズメーカーで経験を積んだ各分野のスペシャリストによってチームを作り、それまで培った製品開発のノウハウに新しいアイデアを加えていく事で、クオリティの高いシューズを生み出しました。もちろん、アスリートである彼ら自身の経験と、トレイルランニング、アドベンチャーレースのスペシャリストたちのフィードバックも活かされています。そして誕生したのがHOKA oneoneという画期的なコンセプトを持ったシューズでした。

「HOKA oneone」とは、ニュージーランドのマオリ族の言葉ですが、意訳すると「It's time to fly」となります。これは、HOKA oneoneのシューズを履いている際に感じる、自由なのびやかな走りをイメージさせるブランド名となっています。

「It's time to fly」。いつも飛んでいるような履き心地。これがHOKA oneoneのメッセージ
「It's time to fly」。いつも飛んでいるような履き心地。これがHOKA oneoneのメッセージ
2013の主力モデル『Stinson EVO』
2013の主力モデル『Stinson EVO』

ご担当の田中健介さんに伺いました。

アメリカの100マイルレースでHOKAの使用率が軒並み上がっていると聞いています――

日本のマラソンランナーの合宿地としても有名なボルダーに『ボルダーランニングカンパニー』というプロショップがあります。全米でも権威のあるランニング専門誌で第1回全米べストランニングストア賞(2006年)を獲得した名物ショップなのですが、昨シーズン、このショップで週間に50足HOKAを売るのです。年間100マイル優勝回数5回チャンピオンのカール・メッツァーがアドバイザースタッフであることも大きな影響を与えていますが、やはり一番はHOKAの性能の高さがエンデュランスランナーたちに支持されているという点でしょう。
ちなみに自国フランスでも売り上げを伸ばしていして、昨年のUTMBの約2割がHOKAを履いています。シャモニーの『スネルスポーツ』ではUTMBの期間中にお店からHOKAが無くなったと聞いています。

ホカシューズの最大の特長とは何でしょうか――

一見してお分かりいただけるように、その特長はミッドソールの厚さです。これによっていろいろな効果が生まれます。オーバーサイズは従来のシューズの最大で2.5倍あります。
ひとつにはクッション性です。柔らかいEVA(ミッドソールに使用される樹脂材)を使用し、下りの時に足に掛かるダメージを軽減しました。これは裏を返せば下りで攻めることができるということでもあります。ぜひ体験していただきたいのですが、クッション性が素晴らしいので路面の細かい凹凸を気にする必要が軽減します。だから足元を気にする頻度も減り、より前を見て走ることが出来ます。そういった意味でロング走ではメンタルの疲労を軽減してくれます。
ミッドソールの効果をより生かし安定感を高めるため、バケット型の一体成型シート『バケットシート』を内蔵しました。これによって前後左右の安定感が生まれる。また、ツマ先とヒールをラウンドさせました。「ローリリングロッカー」と名付けましが、接地面を長くラウンドさせることで、長時間走っても疲れない。特にフクラハギの筋肉疲労の軽減に効果があることが自社のテストで分かりました。
これで重量(1/2ペア)は300gを切るので、このシューズを手にした皆さんは驚かれます。

どんなトレイルランナーにお勧めしたいですか――

とにかく走るのが楽しくなるシューズですので、走ることが好きな方すべてに履いてもらいたいと思っています。レーサーはもちろんですが、ウィークエンドランナーにもお勧めしたいです。膝が弱い方にも安全なシューズですので年配の方や女性にもお勧めします。トレイルラン用シューズから生まれたブランドですが、この秋にはロードに特化したモデルが『Stinsonシリーズ』に追加されます。トレイルランナーの方も日常のトレーニングシューズとしてぜひご期待ください。

2010年、HOKAのランナーがハセツネを制しましたが、あれから3年、HOKAのチームランナーが来日する予定は――

現在HOKAはアメリカ、フランスを中心にお送のトップランナーをサポートしていますが、これまで日本にはあまり馴染みはなかったと思います。今年は幾名かの契約ランナーが来日する予定です。そして皆、日本で走ることを楽しみにしています。
4月のUTMFには、クリストファー・ルーソン(フランス)、シリル・コイントー(フランス)の両名が出場予定です。クリストファーは『Winner grand raid Sahara 210 km』、『Winner GUYAN’TRAIL 200 km』、『2nd Grande traversée des alpes 640 km』など100マイル以上のレースで非常に好成績を収めるロングに強い選手。シリルは数々のレースで優勝や上位入賞をする選手で。中距離から100マイルほどのレースを得意としています。
また、ハセツネなど秋のレース参戦を予定しているのがデーブ・マッキー(USA)。彼は2011年度の『ULTRA RUNNER OF THE YEAR 2011』(米国『Ultrarunning Magazine』選定)を受賞した、文字どおりアメリカを代表するウルトラランナーです。
ぜひとも彼らの走りを間近で見ていただき、声援をよろしくお願いいたします。

田中健介さん

田中健介さん
『HOKA oneone』の日本代理店、(株)サンウエストのホールセール&マーケテイングマネージャー。前勤務の国内大手アウトドアブランドのアメリカ支社立ち上げに関わり、コロラドのボルダーで3年暮らす。出身は八甲田や岩木山の御膝元である青森県弘前市。というわけで歴35年のマウンテンスキーヤー。春~夏はロッククライミングに傾倒しこちらも約15年のキャリア。アメリカ滞在中、ヨセミテで体験したクリーンクライミング(クラックを専用の器具を使って登攀)にフォーカスしている。週末はあきる野市のトレイルを走り、薪割りにいそしむ。
どこから地面に着地しても衝撃を緩衝してくれるローリングロッカーと呼ばれる独自の形状
どこから地面に着地しても衝撃を緩衝してくれるローリングロッカーと呼ばれる独自の形状
ミッドソールはご覧のとおり溝の深いバケット型に。これにより前後左右の動きも安定する
ミッドソールはご覧のとおり溝の深いバケット型に。これにより前後左右の動きも安定する
funなチームHOKAの選手たち。欧米のトップ・エンデュランスランナーがひしめく
funなチームHOKAの選手たち。欧米のトップ・エンデュランスランナーがひしめく

いま、プッシュするプロダクツを3つ選んでいただきました。

SELECT1

スティンソン EVO
STINSON EVO

トレイル用レースモデル。MIDからLONGディスタンスを想定。アウトソールは硬めのブロックが柔らかい路面をグリップし、滑り難い。UTMB等のテクニカルな路面との相性にも優れる。他のモデルと比較しても耐久性に優れる。アッパーはタイトにフィットし剛性があり、シューズとの一体感を感じる。シューレースは、Quick fit systemを採用するが、代え紐が付属。2㎜厚インソールも付属し、フィット感の調整を可能としている。

スティンソン EVO

■size:メンズ/25.0~29.0cm、ウィメンズ/22.5cm~25.0cm
■Heel to toe drop:6mm 
■Weight:300g(8UK)―265g(5UK)
■Color:men/フラッグホワイト×シアン×シトラス(写真)、アンスラサイト×シトラス×ブラック women/オフホワイト×ライトブルー×オレンジ、グレイ×fushia×グレー
■価格:18,000円(税別)

SELECT2

ボンディB
Bondi B

トレイル、ロード兼用モデル。トレイルはフラットな路面と相性が良い。アウトソールは、柔らかく路面に吸い付く様にグリップし、つま先部は硬い素材を採用し蹴り出しのフリクションを向上させている。100mileレースの優勝記録保持者USのランナーKarl Meltzerもトレイルレースで愛用しているモデル。アッパーは甲や足首周りは厚みのある素材で柔らかくフィットし、全体的にはハニカムメッシュにより通気性に優れる。

ボンディB

■size:メンズ/25.5~28.5cm、ウィメンズ/22.5cm~25.0cm
■Heel to toe drop:4.5mm 
■Weight:280g(8UK)―235g(5UK)
■Color:men/シアン×ホワイト×ライム(写真)、ブラック×ホワイト×レッド women/シアン×ホワイト×ライム、ホワイト×ブルー×グレイ
■価格:17,000円(税別)

SELECT3

マファテ2
Mafate 2

山岳トレイル用。2010年ハセツネ優勝時着用モデル。アドベンチャーレースやFASTハイクでも活躍する。HOKAのラインナップの中でも最もミッドソールが厚くクッション性に優れる。アウトソールは硬く他のモデルよりアウトソールの返りがない一方、荒れた路面の長時間の歩行でも疲労を軽減する。そのため、100mile以上の数日間のレースなどでも使用例の多いモデル。

マファテ2

■size:メンズ/25.5~28.5cm
■Heel to toe drop:4mm 
■Weight:325g(8UK)
■Color:シトラス×アンスラサイト×ホワイト(写真)
■価格:18,000円(税別)

商品に関する詳しい情報:サンウエスト tel035-648-3658

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