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第1回奥三河パワートレイル パワースポットの森と水をつなぐロングトレイルへの挑戦

完走率30%という完走へ高いハードルとなった第1回『奥三河パワートレイル』。残念ながら多くの選手がゴールにたどり着けなかったけれども、「我が町へ、村へようこそ」という地元の皆さんの心温まる歓迎に、きっと誰もが奥三河が好きになった。

[開催日] 2015年4月12日(日) [開催地] 愛知県奥三河地域

レポート=中島英摩(トレラン王国ナビゲーター) 写真=花村 昇、中島英摩 協力=オールスポーツコミニュティ、中日新聞社

プロトレイルランナー石川弘樹氏がコースプロデュースを務め、愛知県の最高峰茶臼山を起点として奥三河というエリアを縦に大胆に繋ぐ63km。累積標高は富士山の標高をしのぐ4,000mという、その名の通りパワフルなコースが開催前から話題となった『奥三河パワートレイル』。

長篠の合戦屏風。戦国時代、武田と織田・徳川連合軍が戦った舞台がここ奥三河
長篠の合戦屏風。戦国時代、武田と織田・徳川連合軍が戦った舞台がここ奥三河

豊かな自然に恵まれた奥三河地方。奥三河パワートレイルの“パワー”はトレイルのパワフルさだけでなくパワースポットの“パワー”でもあります。日本の滝100選の1つでもあり、国の名勝および天然記念物にも指定されている「阿寺の七滝」のほか、「煮え渕」「鳴沢の滝」「百間滝」、高い岸壁がエメラルドグリーンの清流を包みこむように続く秘境「振草渓谷」、通天橋・極楽門といわれる天然石橋が見る人を圧倒させる「乳岩・乳岩峡」。県指定文化財/天然記念物である綾杉のある須佐之男神社など多くのパワースポットが奥三河地方に点在しています。コース上にもスタート地点茶臼山高原に始まり、四季折々の奥深い魅力を魅せる「四谷の千枚田」、千三百年の時を語り継ぐ「鳳来寺」、ゴールは湯谷温泉と、豊かな自然と共にさまざまな見どころを駆け抜けます。

奥三河のメジャーレースへ、発進

大会前日。「ようこそ奥三河へ!」という声で始まった開会式。大会エキスポ会場では前日から地元の美味しい食べ物が並び、歓迎ムード。どうしても地元でトレイルランニングの大会がやりたかった、という奥三河パワートレイルには、北は北海道から南は沖縄まで、全国から約930人の選手がエントリー。選手達を歓迎するために、さまざまな思考を凝らして準備が行われ、「地元の人々もこの日を心待ちにしていたので、ぜひトレイルを楽しむと共に心の交流をしてほしい」という挨拶に、奥三河の方々の大会に対する熱い思いを感じました。

スタートは朝7時。雪の残るスタート会場には日本のトレイルランニングの大会では初となる『Red Bull』の大きなゲートが。2日前までは不安定だった空もすっきり澄み渡った空の下、スタートの合図とアップテンポの曲と共にゆっくりとスタートしました。

この奥三河パワートレイルのコースは、ちょうど35.4kmの小松エイド(第一関門)を境に、前半のロードと林道中心の“走れる”(走れすぎる)パートと後半の岩や階段の多い山岳パートの2つに分かれます。

日本の滝100選のひとつで天然記念物にも指定されている「阿寺の七滝」
日本の滝100選のひとつで天然記念物にも指定されている「阿寺の七滝」

スタート早々、茶臼山高原の牧草地が美しく、皆笑顔でアスファルトの登りをゆったりと駆け上がります。トレイル入口でやや行列ができたものの、茶臼山までゾロゾロ続いて登るとすぐに山頂。小さな山頂ながら展望台からは美しい景色を望むことができました。茶臼山からの景色の良い下りを進むとそこは広々とした牧場。選手たちは皆、快調なスピードで駆け抜けます。少しの登りを経て、再びトレイルに入る手前で石川弘樹さんが逆走し、選手ひとりひとりに「このあたり滑りやすいので気をつけてください〜!マイペースマイペース!」と声を掛けてくれています。いくつかの渡渉と苔むしたしっとり美しいトレイルを経てロードへ。あとはひたすら下るだけ。あっという間の第一エイドの津具高原グリーンパークに到着。不思議な張りぼてが左右に並び、地元の方の温かい歓声とともに、カラフルな風船で彩られたゲートが選手を迎えてくれました。第一エイドではさっそく地元の「菊芋味噌漬け」や「蒟蒻の味噌おでん」など豪華な食べ物が並びます。

今回の大会では地元や近隣からの参加者も多く、家族がビデオを回しながら名前の書いた旗やうちわを振ってエイドで選手を迎える姿も印象的でした。トレイルランニングは年に数回先輩に誘われて走る程度で今回が人生最長距離にチャレンジするのだという方、普段はロードレースが多いけれど地元の山だからエントリーしたという方、後半のパートを『OSJ新城トレイル』で何度か参加したことがあるけれど茶臼山からずっと続くこのコースをとても楽しみにしていたという方など、地元のトレイルランナーからのこの第1回大会への期待感を強く感じました。

茶臼山展望台からの南アルプス連峰方面の眺め
茶臼山展望台からの南アルプス連峰方面の眺め

当初、「下り基調のレース」なんていう言葉を耳にしていました。特に前半は高低図を見てもたしかに下りが多いように見え、前日のガイダンスでは、「前半は飛ばしすぎず適度に温存するように」とのアドバイスが前日ガイダンスでありました。時折現れるアスファルトの登りでは辛そうな選手の姿も。歩かない、歩かないと自分に言い聞かせつつも、想像以上の晴天で、汗びっしょりになるほどの暑さ。それが後々多くの選手を苦しめることになったのかもしれません。

豪華絢爛、ローカルメニューが次々登場

碁盤石山手前にはアスファルト登りを頑張ったご褒美のように風車と広い丘のような景色が現れ、遠くには南アルプスが連なる360度のビューポイント。涼しく気持ちの良い走れるシングルトラックを抜けると標高1189mの山、碁盤石山の山頂へ。鎌倉時代から山伏が登る信仰の山として知られ、「碁盤石岩」、「富士見岩」、「七尋岩」などの奇岩が点在しています。碁盤石岩には「天狗と村人が7日7晩碁を打ち、負けた天狗が怒ってひっくり返した」と言うユニークな古くからの言い伝えがあります。ボランティアの方でしょうか。山伏の格好をした方が法螺貝を吹いて選手を迎えてくれました。

棚田が広がる長閑な奥三河の集落を横切る
棚田が広がる長閑な奥三河の集落を横切る

さぁ、ここからがある意味前半のハイライトかもしれません。木戸洞峠から小松エイドまでの標高差800m、約10kmに渡るアスファルトと林道の下りです。とにかく下る、下る、下る。ロード横に流れる川の音を聞きながら、しかしとにかく走る、走る、走る。下りが終わる数km手前の給水ポイントタコウズでは、多くの選手がアスファルトに座りこみ、水をかぶったりストレッチをしたりしています。そうです、ここまでの暑さで汗をびっしょりとかき、加えてひたすら走れる下りのアスファルトと林道で足が攣る方が続々と出始めたのです。

タコウズを過ぎると突然鮮やかな赤やピンク色が目に飛び込んできました。地元の方々が並んで手をたたき、ハイタッチをしてくれるその両側には美しい桃の花が満開に咲いています。あまりに美しく立ち止まって写真を撮る選手も。きっと想像以上にくたくたになり、ロードの登り返しに打ちひしがれていた多くの選手の心を癒したことでしょう。いくつかののどかな集落を通るたび、その軒先で地元の方が机や椅子を出し、手作りのうちわや看板を振って応援してくれています。その応援グッズの気合の入り方はいままで出たどのレースよりも一番でした。「まだまだ、入賞圏内だよ〜!」なんていうジョークに「大変!急いでいきます!」と返したりと、エイドまでの数kmは地元の方のおかげでとても賑やかでした。

季節は春爛漫、桜色の農道に選手も疲れを忘れる
季節は春爛漫、桜色の農道に選手も疲れを忘れる

小松エイドまで数百メートル、ガードレール沿いになびく大会の旗・・・と思いきやすべて手書き!「したらに来てくれてありがとう」「夢はかなう」「自分のペースで」。さらに近づくにつれてエイドで待っている美味しいメニューが大きな手作り看板にイラスト付きで並び、エイド入口まで導いてくれました。

今回の大会で最も大きな小松エイドでは、「五平餅」、シイタケかりんとう、関谷醸造で使用の水、甘酒、餅入りしるこ、キャベツのお漬物、レッドブル、スポーツドリンクと、食べ物も飲みものも豪華! 割烹着を着た地元の方々が「たくさん食べて元気つけて〜」と薦めてくれます。あましょっぱい五平餅、トレイルランニングの補給としてもGoodなおしるこや甘酒を喜んで食べる選手達。レース後にトップ選手含め多くの人が口を揃えて語った「小松エイド(35.4km)までで足を使い切ってしまった」。それを表すかのように座り込んで、このレースのハードさをあちらこちらで語りつつ、すっかりお尻に根が生えている選手もちらほら。うまいうまいとエイドメニューをおかわりする選手に、ボランティアの方々もとても嬉しそう。旗や看板づくりと同じように、きっとエイドの食事もどうすれば選手が喜んでくれるのか、どういう風に提供すれば手に取りやすく、食べやすいのか、そんなことがとても考えられていると感じました。

10分間に合わず、無念の第2関門

設楽町の「とましーな」。名産のトマトとナスとシイタケのコラボキャラです
設楽町の「とましーな」。名産のトマトとナスとシイタケのコラボキャラです

小松エイドから後半の山岳パートが始まります。これまでのロードや林道から全くといっていいほどに表情を変え、トレイル率が一気に高くなり、細かいアップダウンが繰り返される奥三河の山々を進んで行くことになります。小松エイドを出てしばらく、九十九折れのトレイルに入ると角には何やら標識が。「六曲がり」・・・「八曲り」「九曲り」。すぐ後ろの選手と「これ、何曲がりまででしょうね」と話しつつ、十曲がりまで来たけれど、まだ続き、笑いが漏れる。「やっと終わった〜!」どうやら「十三曲り」という道で、ひとつ曲がるごとに道標が立っているという場所でした。

十三曲りの先を進んで目の前に現れたのは大きな岩の塊。岩の周りを這うようにして作られた細く級な階段を登り、さらに岩肌を鉄の柵やロープをつかみながらクライミングさながら登っていきます。やっとのことで登った岩古谷山は標高799mと高い山ではないものの、周りの山々が見渡せる眺望の良い山頂でとても気持ちの良い場所でした。岩古谷山直下の鉄階段を、いまにも攣りそうな足で恐る恐る下りた後、そこから次の大きなピーク鞍掛山までの道のりでは、登っては下り、登っては下り、ただひたすらに細かいアップダウンが続き、次々と周りの選手がトレイル脇にぐったりと腰を下ろし休み始めます。

スギ林と沢が織りなす、まさに「日本のトレイル」
スギ林と沢が織りなす、まさに「日本のトレイル」

足が攣った!という声もあちらこちらで聞こえ、前半の“走れるパート”での快調な走りが、あれは何だったのだと蘇ってきます。刻々と過ぎてゆく時間。おおよそボリュームゾーンで走っていたものの、迫りくる関門時間。千枚田エイド(45km地点)、第二関門時間はスタートから8時間の15:00。もう間に合わないのではないかと周りの選手がざわつく中で、最後のピーク、鞍掛山からの下りを傾斜に任せて全速力で走って下る。間に合うか…!

先を譲ってくれた選手の「GOGO!」という声を背にもはや時計も見ずに、エイドに飛び込んだのは15:10:28。10分間に合わず第二関門アウトとなりました。次々と飛び込んでくる選手。コースのなかでも見どころとして挙げるべき美しい千枚田。第二関門を通過し、この千枚田を越えて次へ進むことができたのは、出走者758名のうちわずか300名強。すでに十分すぎるほど満足感のあった第一関門から第二関門までの区間。強靭な選手達が、猪汁やおにぎりを頬張り、さらなる登りへ出発する姿を見送りました。

ボランティアの温かい言葉に、来年こそは

千枚田エイド(第二関門)を出ると次の棚山エイド(第三関門)に向けて、ロードの登りを過ぎると、早々に急登が選手を迎え撃ちます。再び、階段といくつものアップダウンを繰り返し、仏坂峠、宇連山と辛抱強く進むと、宇連山から棚山までは、沢沿いの下り。トレイルと林道を駆け抜け(?)て棚山高原へ。棚山高原(55km地点)の関門時間はスタートから10時間、17:00。第三関門でさらに約50人近くがタイムアウト、いよいよここから先へ進むことのできる選手は300人以下に。

棚山エイドから残り約10km。前半の走り走らされるパートの後のこれでもかというアップダウンが続くトレイルセクションを戦い抜き、もう足がいうことを聞かない、残った選手の多くがそんな状況のなか、棚山エイドを出るとすぐに標高300mの激下り。そして、最後の大きなピーク鳳来寺山の登りが待ち構えています。下りきったところから正面に現れるのは鉄階段。大きな岩のような鳳来寺山の階段と岩を数km、鳳来寺山の山頂へ。山頂から少し下り、鳳来寺へ。最後の最後で登り返しをクリアすると、残りは下るのみ。林道の先にはゴールゲート。63kmと思えないほどの長旅を耐え抜いた精鋭234人が、この過酷なレースでの名誉ある完走を成し遂げました。

地元の皆さんの熱い応援に、誰もが笑顔になっちゃう
地元の皆さんの熱い応援に、誰もが笑顔になっちゃう
エイドでも拍手と声援が鳴りなみません。村あげてのトレラン祭りだ
エイドでも拍手と声援が鳴りなみません。村あげてのトレラン祭りだ

トップ選手のタイムで7:39:58。出走者758名のうち、制限時間内完走者233人。(内女性18名)。完走率は約30%。数々のトレイルレースに参加してきた選手でさえも苦しめたこのレースは、まさに「パワートレイル」そのもの。きっとトレイルランナー達のなかで必ずや語り継がれるだろう伝説の第1回大会となりました。「走れるセクション×本格的な山岳セクション」という他のどのレースとも違うコース展開、そしてペース配分等のマネジメントが非常に重要となるタイム設定。第1回開催で情報も少ない中でゴールまで走り切った選手のその達成感は計り知れません。そんな過酷なレースながら、すべての町村が一丸となって工夫を凝らした応援やエイドの充実ぶりと温かいおもてなしもまた、どのレースとも違う素晴らしさで、きっと参加したすべての選手の心に残っていると思います。

関門アウトとなった四谷千枚田のエイドで「辛かったけど素敵な山でした」とエイドボランティアの方に声を掛けると「ありがとう、そう言ってくれて本当にうれしいな。また、美味しいものたくさん作って待ってるから、来年も来てね」と言われ、奥三河の方々の自慢の山に、また来年戻ってこようと心に決めました。

大会リザルトはこちら
大会公式サイト

大会レビュー

  • 早朝5時、朝もやの中から姿を現した奥三河の深い山
  • 面の木の巨大な風車群に目を見張ります【写真提供:オールスポーツコミュニティ】
  • 日本の棚田百選のひとつ「長江の棚田」に心落ち着きます【写真提供:オールスポーツコミュニティ】
  • そしてRed Bullの鮮烈なゲート。Xスポーツ応援のRB社がついにトレランシーンに登場
  • 早朝、6時47分、なぜかトレイルランシューズで雪上を歩く選手達
  • スタート10分前。コースプロデューサーの石川氏とともに健闘を誓い合う
  • 優勝候補の一角、平澤賢市選手(長野)はいつもの戦闘服で
  • 午前7時、大選手団一斉に茶臼山高原をスタート
  • 実はここはスキー場があるんです。と言う訳でゲレンデの一部に雪が
  • 茶臼山の牧草地を抜けて山頂を目指す
  • 本日快晴、南アルプス連峰すごいです
  • 茶臼山を下山しいよいよここからが本番
  • 村立以来?の若人の集いにおばあちゃんたちも大興奮
  • イケメン大勢やってきました
  • 村あげての応援です。子供たちもトレイルランナーにびっくり
  • 一生懸命応援してくれるから嬉しくなっちゃう
  • お父さん、足が悪いのに応援に出向いてくれてありがとう
  • エンドでは初めて見るローカルフードが登場。これはイモです
  • 皆さん苦手な階段の登り始まっちゃいましたね
  • えーっ、こんなに女子に離されちゃうワケ
  • 「いぇーい」、その表情楽しんでますね
  • 小さな沢をいくつも越えて
  • そのころダントツで東栄の里を通過中の平澤選手
  • レポーター中島(エマ)はというと、マイペースで面の木の風車群を通過
  • 前半は下り基調なんです。スピード落とせない
  • 人里に下りてきました。応援がウレシイ
  • 里の春を感じさせる花畑の出迎え
  • この楊枝に刺さっているものいったいなんだろう?
  • 合間に撮影会が始まりました
  • 撮っているのは石川プロ
  • フランクフルトじゃないよ
  • 味噌だれをたっぷりつけた五平餅でした
  • 錯覚かな? この道たしかに上ってるよね
  • エマさん頑張ってますが、笑っている場合じゃない。急がないと関門時間ですよ
  • 「うわーぁ」何? このハシゴ、と思わず苦笑い
  • 選手を襲う後半の上り返し。わかっちゃいても辛いのよ
  • 岩小谷山頂には誰もいません。この先あといくつピークがあるか考えるのはよそう
  • 棚田の谷が開けました。里山の景色を見ていってよ
  • お兄さん、そのシャツ、イカスじゃん
  • 第2関門「千枚田エイド」では関門に間に合った選手が思わず倒れ込む
  • ゴールでは早くも陣太鼓が選手をお待ちかね
  • すでに平澤選手ら上位陣、キャンギャルの皆さんと記念撮影中
  • Red Bull好きなだけ飲んでいいんだよ
  • 女子1位はゲストランナーのタレント福島和可菜さん。実は凄いスポーツウーマン
  • 男子20代1位の山登裕太くん。いい名前だな
  • この橋を渡れば油谷温泉。この明るい時間によくぞ帰って来ました
  • ゴール掲示板には「キツイ」けど「サイコー」の文字多し
  • 男子入賞者の面々。みんないい足してるな
  • 女子表彰式。女子にはかなり厳しいコース、よく頑張りました
  • 午後7時半、制限12時間は越えましたがレースを諦めない選手達がフィニッシュに凱旋

ランナーズVoice

  • 男子優勝 平澤 賢市選手(長野県) 7:39:58

    男子優勝 平澤 賢市選手(長野県) 7:39:58

    本当にタフなレースでしたが、のどかな田園風景をバックに走りながら、町や村の各エイドでの地元のおじいさんやおばあさん方の温かい声援やおにぎりなどを頂きながら、"奥三河パワートレイル"という新たに誕生した物語の中で気持ち良く走ることができました。OSJシリーズレースの本格的ミドルディスタンスの代表格である奥久慈や安達太良、氷ノ山に近いタフさ。まるでそれらのレースを走っているような錯覚さえ感じました。終盤に訪れた印象的な"鳳来寺"へは、またゆっくり訪れてみたいと思いました。

  • 女子優勝 福島 和可菜選手(東京都) 10:10:27

    女子優勝 福島 和可菜選手(東京都) 10:10:27

    まさかのゲストランナーで、プレッシャーもありましたが無事に走り切れてよかったです。コースは前半飛ばせるコースだったのでわりと足は快調だったのですが、35kmすぎてからがもう、登って下って登って下っての繰り返しで本当に大変でタフなコースでした。パワースポットを走れるレースということで、自然のパワーをもらったというのはもちろんですが、ここきついなという時に応援の方が山の中にたくさんいらっしゃって、温かく声をかけていただいて、頑張ろうと思える原動力になりました。最後の鳳来寺山の山頂手前で山が全部開けて見え、この山を越えたらゴールなんだと思いながら眺めたその景色は特別でしたね。ゴールして、トレイルランニングって辛いからこそ嬉しさが何倍にも返ってくる、やっぱり楽しいものだなと感じました。これからもトレイルランニングの辛さや楽しさを伝えていきたいと思います

  • 女子2位 佐藤 芳美選手(東京都)  10:32:38

    女子2位 佐藤 芳美選手(東京都)  10:32:38

    今回のレースは前半の林道を抑えて走って脚を使いきらない事が大事だと言われていたのですが、林道を走っていたらどこまでいけるのか試したくなってしまって、マイペースに上げすぎず、抑えすぎずのそこそこペースで上りも下りも走りました。後半のトレイルコースは案の定、脚に疲労がたまってキツく感じてしまったのですが、今まで脚にダメージを与えながら走る練習(例えば峠走など)や脚が終わってからも走り続けたレースや経験を思い出して「まだまだ行ける!むしろこのレースで脚を作っていこう!」こんな気持ちで山を進みました。そんな中とんがった山からみる山並の景色は最高でしたし、エイドの応援のかたの人の多さ、温かさからはものすごいエネルギーをもらいました。ご当地のご飯が楽しめるのは田舎レースならではの特権ですよね。

  • 男子20代 1位 山登 祐太選手(東京都)8:40:03

    男子20代 1位 山登 祐太選手(東京都)8:40:03

    走れる前半で脚を使わされた後のアップダウンが激しい後半のコースは正直泣きたくなるくらいキツかったのですが、五平餅や餅入りしるこ、猪汁、みねあさひのおにぎりなど特産品を使った豪華なエイドでしっかりエネルギー補給することができ、何とか走り切る事が出来ました。また初開催にも関わらず至る所で地元の方の温かい声援を受け、とても感激しました。千枚田の美しさやゴールの湯谷温泉など観光しながら走れるワンウェイコースも旅のようで楽しめました。是非また参加したいと思います。

  • 女子40代 3位 石塚 彩子選手(神奈川県)11:51:00

    女子40代 3位 石塚 彩子選手(神奈川県)11:51:00

    トレイルランニング歴は9年。友人に誘われ、石川弘樹さんの第1回大会ということもあり、楽しそうと思ってエントリーしました。思った以上のハードコースとハードな関門でしたが完走できて本当に嬉しいです。エイドも景色も、スタッフも、地元の方も、励ましあった選手も、全てが最高でした!(距離が伸びたこととハードな関門時間除く(笑))

  • 鷹巣真也選手(東京都)9:58:14/杉田亮平選手(大阪府)10:01:01

    鷹巣真也選手(東京都)9:58:14/杉田亮平選手(大阪府)10:01:01

    おなじチームのメンバーです。いままで出たレースのなかでも走れるだけにつらい展開でした。トレイルロード、林道が多く、さらに下りが長いのでスピードレースだと感じました。後半は、OSJの新城32kmのコースを知っていたので岩場と判っていたのですが、走れる登りのセクションもなかなか走れず、想定していた9時間よりも時間がかかってしまいました。実はもともと地元がこちらだったので、レース中エイドで高校の同級生に会うという嬉しいハプニングもあり、エイドで7分くらい滞在してしまいました。

  • 熊谷 知子選手(東京都)11:51:26

    熊谷 知子選手(東京都)11:51:26

    トレイルランニング歴は6年くらい、普段はチームSOTAでトレーニングをしています。前日のコース説明を聞いてびっくり、制限時間ぎりぎりになると思いましたが本当に説明の通りのタフなコースでした。しかし目の前に広がる景色や声援がとてもありがたかったです。(ホントはゆっくりしたいけどそこでは立ち止まれない苦しさもあり?)。千枚田など日本の故郷的なあじわいのあるところなので、たくさんの方に参加してほしいなと思います。完走するにはコンディションを十分に整えペース配分をしっかり考えることが大事だと感じました。

  • 池田大祐選手(兵庫県)第三関門10:35:37

    池田大祐選手(兵庫県)第三関門10:35:37

    石川弘樹さんプロデュースで、面白そうだと思い、関西から十数名の大所帯で参加しました。前半にタイムを稼ごうと飛ばしすぎ、千枚田エイドまでに、ほぼ脚を使い切り、以降は走るより休憩する時間の方が長くなりました。結局、実力が及ばず最終関門でタイムオーバーとなりました。レースは本当に厳しいものでしたが、地元の皆さんのおもてなしが素晴らしく、各所での応援や大きな横断幕に何度も元気づけられました。思わずエイドで長居したくなったほどです(笑)岩古屋山のハードな岩場の登りを終えた後の絶景は最高でした。

  • 根津 貴央選手(東京都)第二関門7:59:21

    根津 貴央選手(東京都)第二関門7:59:21

    以前愛知県に住んでいたこともあり、奥三河という地域に興味がありました。第2関門(45㎞地点)にギリギリ間に合ったものの、体力を使い果たしてしまいリタイアしました。過酷なのは『制限時間の短さ』であって、コース自体は非常に魅力でした。高原からの絶景あり、風力発電の巨大風車あり、川沿いの気持ちいい林道あり、日本の原風景とも言える集落あり、地元の方々の声援あり、地元の食材をふんだんに使用したエイドあり・・・見どころや楽しみどころがたくさんあって、まさに奥三河の自然や文化を堪能できるコース。制限時間さえ延びれば、また出場したいですね。

  • 野田 治男選手 (東京都)12:07:46

    野田 治男選手 (東京都)12:07:46

    トレイルラン歴は3年。朝スタートして夕方位にゴールするレースが好きで参加しました。ゴールまでは辿り着いたものの、制限時間に8分間に合いませんでした。それでもコースを全て辿れた充実感で一杯です。前半を飛ばしてしまい、脚が終わった状態での山岳区間は厳しかったです。十三曲がりを登った後の直登の後の岩場攀じ登りなど、終わりが見えない楽しいコースでした。是非ともいろんな方に走って頂きたいです。集落やエイドでの地元の方々の応援がありがたく、「設楽町に来てくれてありがとう」と書かれたのぼりを見た時は、感激の余りにここで止めようかと思うほどでした。

レースDATA
dot_bule開催日 2015年4月12日(日)7:00〜茶臼山高原スタート
dot_bule距離・クラス 63km
dot_bule制限時間 フィニッシュ12時間(19:00)
dot_bule高低差 累積標高差約4,000m
dot_bule参加数 出走者数737名(男子637名、女子100)
dot_bule完走率 男子33.7%(制限時間内完走215/出走637)
女子18.0%(制限時間内完走18/出走100)
dot_buleコースレコード(男/女)
男子平澤賢市7:39:58
女子福嶋和可菜 10:10:27
dot_bule主催 奥三河パワートレイル実行委員会(愛知県・新城市・設楽市・東栄町・豊根町・中日新聞社)
dot_bule大会HP

http://www.powertrail.co.jp/

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